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新規循環調節ペプチドの探索と機能解析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18790212
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関国立循環器病センター(研究所)

研究代表者

吉田 守克  国立循環器病センター, 研究所・生化学部, 特任研究員 (70393212)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードオーファンGPCR / 生理活性ペプチド / 細胞内情報伝達 / 循環調節因子 / 内分泌 / 細胞内情伝達
研究概要

本研究は循環器系に発現するオーファン受容体の内因性リガンドを探索,同定し,新たな循環調節機構を提示することを目的とした。
1.昨年度に引き続き,循環器系に発現する3種類のオーファン受容体(GPR19,GPR37L1,PGR7)発現細胞を用いて新規生理活性ペプチドの探索を遂行した。各種動物組織から調製したペプチド抽出物を細胞に添加後,細胞内cAMP濃度変動を指標に新規ペプチド性リガンドを探索した。昨年度実施した細胞内Ca^<2+>濃度上昇を指標とした探索と同様に,オーファン受容体の活性化に伴う特異的な活性を見出すことはできなかった。原因として,リガンドと予想されるペプチドの組織含量が低いことが考えられる。そこで,従来の100倍濃縮したサンプルを用いたアッセイ系を構築し,探索を現在進めている。
2.今まで申請者は探索を進めていく中で,内因性受容体に作用する種々の既知ペプチドを同定している。そこで内因性受容体由来のシグナルを減弱させるために,受容体と結合するために必須であるGα(Gαq,Gαs,Gαi)タンパク質のC末端断片(Gα-minigene)を作製し,HEK293やCHO細胞に一過性に発現させた。内因性受容体由来のシグナルを若干減弱できたものの,目的である標的受容体由来のシグナルのみを検出できるアッセイ系は構築できなかった。原因として,リガンド添加に伴う細胞内Ca^<2+>,cAMP濃度変動の検出系が高感度であることが考えられる。現在,生理活性ペプチドに作用する内因性受容体の少ないjurkat細胞に標的オーファン受容体を発現させ,内因性受容体由来のシグナルが少ないアッセイ系を構築し,探索を進めている。
今後オーファン受容体のリガンド探索に関わる諸問題を解決するために,a)リガンドソースの改善,b)内因性受容体由来のシグナル除去,c)受容体のソーディングに対するする改善を遂行する。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Differential intracellular signaling through PAC1 isoforms due to alternative splicing in the first extracellular domain and the third intracellular loop.2007

    • 著者名/発表者名
      Ushiyama, M., et. al.
    • 雑誌名

      Mol.Pharmacol.72(1), 103-111, 2007 72

      ページ: 103-111

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Ghrelin suppresses cardiac sympathetic activity and prevents early left ventricular remodeling in rats with myocardial infarction.2007

    • 著者名/発表者名
      Soeki, T., et. al.
    • 雑誌名

      Am.J.Physiol.Heart Circ.Physiol, 294

      ページ: 425-432

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [図書] 遺伝子医学MOOK別冊 生理活性ペプチドハンドブック20072007

    • 著者名/発表者名
      吉田守克, 他
    • 出版者
      株式会社 メディカルドゥ(編集中)
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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