網膜視細胞生存に必要なNna1遺伝子機能の解明

• 研究課題/領域番号: 18790271
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 実験病理学
• 研究機関: 島根大学
• 研究代表者: 荒木 亜寿香 島根大学, 医学部, 助教 (80403442)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,500千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 300千円); 2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円); 2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
• キーワード: 疾患モデル / 網膜 / 光傷害 / アポトーシス / 疾患モデル動物

研究概要

Ataxia and Male Sterility(AMS)マウスは自己免疫疾患モデルマウスであるMRL/lpr に自然発症した失調症と雄性不妊を二大症状とするミュータントである。その病変責任遺伝子であるNnal遺伝子機能発現が、細胞の生死にどのように係っているのかを、網膜に光傷害を意図的に加え、視細胞死のあり方を検討した。TUUNEL法、ssDNA免疫染色、走査電子顕微鏡の結果より、視細胞死がアポトーシスであることが明らかとなった。このことはams変異の効果が、光傷害で誘導されるアポトーシスの感受性を亢進させるように表れているのではないかと思われる。

研究成果

• [雑誌論文] Cem Sezeru and Takayuki Harada : Different types of neural cell death in he cerebellum of the ataxia and male sterility(AMS) mutant mouse. (2006)
  • 著者名/発表者名: Li Zhou,Asuka Araki,Akinobu Nakano
  • 雑誌名: Pathology International 56 ページ: 173-180
• [雑誌論文] Ataxia and Male Sterility(AMS)ミュータントマウスの疾患責任遺伝子amsの変異と異なる種類の細胞死(優秀選抜論文) (2006)
  • 著者名/発表者名: 周麗,張傑,荒木亜寿香,中野晃伸,原田孝之,小野栄夫,能勢真人
  • 雑誌名: 日本疾患モデル学会記録 22 ページ: 19-25
• [学会発表] Efffect of the ams mutation in the Ataxia and Male Sterility(AMS)mousu on photic injury to photoreceptor cells (2009)
  • 著者名/発表者名: Asuka Araki,Akinobu Nakano,Li Zhou,Riruke Maruyama,Akihiro Ohira and Takayuki Harada
  • 学会等名: The Seventh Joint Meeting of the Japan Society of Histochemistry and Cytochemistry and the US Histochemical Society
  • 発表場所: Waikoloa, Hawaii
• [学会発表] 小児精巣胎児型黄紋筋肉腫の一例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 荒木亜寿香
  • 学会等名: 第47回日本臨床細胞学会秋季大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-11-14
• [学会発表] Ataxia and Male Sterflityミュータントマウス責任遺伝子amsの解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 荒木亜寿香
  • 学会等名: 第49回日本神経病理学会総会学術研究会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-05-21
• [学会発表] 病理組織学的にIgG4関連病変が疑われた腎盂尿管周囲の炎症性偽腫瘍の一例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 荒木亜寿香
  • 学会等名: 第97回日本病理学会総会
  • 発表場所: 石川県
  • 年月日: 2008-05-16
• [学会発表] (2008)
  • 著者名/発表者名: 荒木亜寿香
  • 学会等名: 第4回日本臨床細胞学会秋季大会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] Ataxia and Male Sterilityミュータントマウス責任遺伝子amsの解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 荒木亜寿香,原田孝之,中野晃伸,荒木博子
  • 学会等名: 第49回日本神経病理学会総会学術研究会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 病理組織学的にIgG4関連病変が疑われた腎盂尿管周囲の炎症性偽腫瘍の1 例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 荒木亜寿香,中野晃伸,岸浩史,丸山理留敬,荒木博子,原田孝之
  • 学会等名: 第97回日本病理学会総会
  • 発表場所: 石川
• [学会発表] Analysis of the level of importance of the ams mutation of the aNunal gene in different cell poulations of the Ataxia and Male Sterility mouse (2007)
  • 著者名/発表者名: T.HARADA,H.ARAKI,A.NAKANO,A.ARAKI,and A.NAGAI
  • 学会等名: Nuroscience2007
  • 発表場所: San Diego
• [学会発表] 胸壁に発生したClear cell sarrrcomaの一例 (2007)
  • 著者名/発表者名: 荒木剛,足立絵里加,中村真由子,吉田さおり,藤原明美,山本智彦,荒木亜寿香,中野晃伸,原田祐治,丸山理留敬
  • 学会等名: 第46回日本臨床細胞学会秋期大会
  • 発表場所: 仙台
• [学会発表] 神経・雄性生殖器系ミュータントamsマウス : 15.ams変異とapotosis 関連遺伝子の相互作用 (2007)
  • 著者名/発表者名: 原田孝之,中野晃伸,荒木亜寿香
  • 学会等名: 第96回日本病理学会総会
  • 発表場所: 大阪
• [学会発表] Analysis of the level of importance of the ams mutation of the Nnal gene in different cell populations of the Ataxia and Male Sterility mouse (2007)
  • 著者名/発表者名: T. HARADA, H. ARAKI, A. NAKANO, A. ARAKI, A. NAGAI
  • 学会等名: Neuroscience2007
  • 発表場所: San Diego
• [学会発表] The ams mutant in the Ataxia and Male Sterility mouse is a point mutantion that affects expression of the protein but not transcription of the Mrna. (2006)
  • 著者名/発表者名: Takayuki Harada,Asuka Araki,Akinobu Nakano,Jie Zhang,Atushi Nagai and Masao Ono
  • 学会等名: Neuroscience 2006,36th annual meeting of the Society for Neuroscience.
  • 発表場所: Atlanta
• [学会発表] Ataxia and Male Sterility(AMS)ミュータントマウス:単一遺伝子(Nnal)の機能欠損による多様な組織病理学的・細胞病理学的変化 (2006)
  • 著者名/発表者名: 原田孝之.荒木亜寿香.周麗.張傑中野晃伸.小野栄夫.能勢真人
  • 学会等名: 第3回日本病理学会カンファレンス
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 神経・雄性生殖器系ミュータントamsマウス:14網膜視細胞のアポトーシス感受性の亢進 (2006)
  • 著者名/発表者名: 荒木亜寿香,周麗,中野晃伸,大平明弘,原田孝之
  • 学会等名: 第95回日本病理学会総会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 神経・雄性生殖器系ミュータントAMSマウス:13病変責任遺伝子のams 変異の同定. (2006)
  • 著者名/発表者名: 原田孝之,張傑,荒木亜寿香,中野晃伸,周麗,小野栄夫,能勢真人
  • 学会等名: 第95回日本病理学会総会
  • 発表場所: 東京