研究課題/領域番号 |
18790290
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
畑生 俊光 群馬大学, 医学部, 助教 (60344917)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | マラリア重症化 / 貧血 / ホスファチジルセリン / 膜結合型ケモカイン / 貪食細胞 / 膜結合方ケモカイン / 熱帯熱マラリア / 重症正球性貧血 / 単核貪食細胞 |
研究概要 |
(1)研究計画より、次年度以降に検討するスカベンジャーレセプター(SR)をピックアップした。具体的には9 classに分類されるSRのうちclass Aに類されるもの3種類およびclass Fに類されるもの1種類をターゲットとする。これら4種類のうち研究計画を前倒ししてSR-AIについて発現細胞を作成し、マラリア原虫感染赤血球との接着を検討した。その結果、SR-AI発現細胞に対してマラリア原虫感染赤血球の接着が確認され、この接着は抗SR-AI抗体によって阻害されることが判明した。一方でアネキシンVでは阻害されなかった。その他については、現在蛋白発現細胞を作成している。 (2)ヤウスモデルを使用した感染実験を計画していた。遺伝子一過性発現マウスの作成は行わなかった。一方、感染モデルでは感染経過と赤血球表面への感染経過に伴うホスファチジルセリン発現動態の検討を行った。その結果、原虫寄生率の上昇に平行してホスファチジルセリン陽性赤血球率も上昇した。しかしながら、ホスファチジルセリン陽性赤血球率は最高値約20%(寄生率最高値約40%)であった。その後寄生率の減少及び感染の終息に伴いホスファチジルセリン陽性赤血球率も漸減した。すなわち感染の推移とホスファチジルセリン陽性赤血球率の動態はほぼ一致した。 SR-PSOXについては遺伝子破壊マウスの国内作成が確認されたことから、当該マウスの導入と感染実験を今後予定している。
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