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経営管理力・競争力を有する病院の病院像に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18790355
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 医療社会学
研究機関京都大学

研究代表者

林田 賢史  京都大学, 医学研究科, 助教 (80363050)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード医療経営 / 病院評価 / 財務情報 / 組織文化 / 患者満足度 / 病院管理 / 医療経営学 / 医療管理学
研究概要

2007年度は、昨年度データ収集を行った自治体病院5病院のデータを用いて経営管理力・競争力を有する病院の病院像について検討を実施した。
まず財務面のデータである財務諸表データに関して分析を行ったところ、5病院の中で財務の健全性において大きなバラツキがみられた。しかし、その施設の属性データ(ベッド数や職員数等)や周辺環境のデータ(その地域の医療施設の状況、医療消費量(医療費)、人口規模・構成等)を考慮すると、そのバラツキは小さくなる傾向であった。また、病院のリソースである病院職員の組織文化に関するデータ(A病院559名、B病院442名、C病院535名、D病院802名、E病院167名の計2505名)や、その病院の競争力を示す入院患者の患者満足度のデータ(A病院327名、B病院135名、C病院275名、D病院429名、E病院139名の計1305名)に関して分析を行ったところ、財務データと同様に5病院の中でバラツキがみられた。なお組織文化のデータからは、中間管理職の組織文化が病院全体を代表する傾向がみられたため、経営管理において中間層の評価の検討が必要であると考えられる。
次に、「財務状況」、「職員の組織文化」、「患者満足度」の3つの要素間の関連を見たところ、職員の組織文化と患者満足度の間にはわずかながら(正の)相関関係がみられたが、財務状況と組織文化、また財務状況と患者満足度の間には相関関係はみられなかった。
以上の結果より、対象病院数が5病院で少ないという限界はあるものの、病院の経営管理力・競争力を評価する際には、総合的な視点から評価・検討する必要性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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