研究課題/領域番号 |
18790356
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
山崎 元靖 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (00296716)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 教育学 / 医学教育学 / シミュレーショントレーニング / スキルラボ / 救急 |
研究概要 |
平成18年度に引き続き、主に初期臨床研修医を対象としてシミュレーショントレーニングを行った。主な講習会の内容は、GCS(Glasgow COma Scale),JCS(Japan Coma Scale)等の意識レベル判定トレーニング、JATEC^TN に基づいた外傷初期診療、DIG (Disaster imaging game)の手法を用いた災害教育、ACLSなどを行った。研修医アンケートによると、従来から行われてきたACLSやJATECなどの訓練と比較して、災害教育や意識レベル判定トレーニングのような新しいトレーニングの評価は遜色なく、シミュレーショントレーニングが、より幅広い分野に於いて活用できる可能性が示された。また、意識レベル判定トレーニングでは、GCSよりJCSのスコアリングが有意に正確であり、初期研修医に対してGCSに対する教育が必要であることが明らかにされた。 慶應義塾大学病院初期臨床研修での2ヶ月間の救急ローテーションでは、クリニカルシミュレーションラボでのシミュレーショントレーニング以外に、ERでの臨床研修、病棟での臨床研修、カンファレンス、サマリー作成などが研修カリキュラムとしてあるが、各カリキュラムを研修医アンケートにより評価した。シミュレーショントレーニングは、ERでの臨床研修と並んで、非常に高い評価を得た。これらのことから、医師初期臨床研修に於いて、シミュレーショントレーニングが初期研修医のトレーニングとして有用である事が示唆された。
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