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アルデヒド脱水素酵素2欠損マウスを用いた吸入毒性感受性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18790387
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 衛生学
研究機関産業医科大学

研究代表者

一瀬 豊日  産業医科大学, 医学部, 講師 (80341494)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードアセトアルデヒト / アクロレイン / 毒性 / 亜鉛 / 付加体 / アセトアルデヒド
研究概要

Paired acute inhalation test (lsse, et. al. 2005)を用い、アクロレイン、ベンゼン等の毒性がALDH2遺伝子多型により異なるかを検討した。アクロレインで毒性感受性の差があることを予備実験で見出したので本実験を実施した。結果を投稿準備中。塩化ビニルをはじめとした他の化学物質の急性吸入曝露は、高濃度かつ吸着性の高いガスの希釈に不可欠である高吸着性ガス希釈装置の予算が認められなかったため、実施が困難となった。
アセトアルデヒド全身曝露における細胞障害の分子標的の候補の1つはメタロチオネインでり、アセトアルデヒドおよびそのほかの科学物質と付加物を形成していることをダイオードアレイ高速液体クロマトグラフィー法で確認した。主たる結合様式がSchiff結合と考えられたため、タンパク質高次構造変化の検討ではなく、機能変化をとらえることとした。当該タンパク質はアセトアルデヒドと付加体を形成する際に亜鉛を放出することを、亜鉛蛍光指示薬を用いて確認した。アルコールやアルデヒドは毒性影響が明らかであるが、細胞障害機序の分子的機序は不明であった。Hao&Maret(2006)はアセトアルデヒドにより肝細胞内亜鉛濃度が上昇すること、Sampy, et. al.(2007)はErk-Est-like protein-l-activating protein-lがアルデヒド付加体形成し細胞内情報伝達機構を障害することを示した。われわれの結果も同様に付加体形成細胞障害の直接要因となっていることを示すものであり、細胞障害機序を解明の解明につながるものと期待される。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 飲酒により生じるタンパク質付加体と臓器障害2007

    • 著者名/発表者名
      一瀬豊日、小山倫浩、PHAM Thi Thu Phoung、川本俊弘
    • 雑誌名

      日本予防医学会雑誌 2

      ページ: 9-12

    • NAID

      40016137824

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 飲酒により生じるタンパク質付加体と臓器障害2007

    • 著者名/発表者名
      一瀬豊日、北川恭子、松野康二、松田知成、小山倫浩川本俊弘
    • 雑誌名

      日本アルコール精神医学雑誌 14

      ページ: 3-9

    • NAID

      40016137824

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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