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摂食障害患者における加速度計を用いた排出行動の客観的評価方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18790430
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般(含心身医学)
研究機関東京大学

研究代表者

瀧本 禎之  東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (00396699)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2007年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード摂食障害 / 加速度計 / Ecological Momentary Assessment
研究概要

本年度は、採取したデータの処理および解析を行った。対象は,東京大学医学部附属病院心療内科に通院中の神経性食欲不振症患者9名(制限型5名、むちゃ食い/排出型4名)および健常女性7名であった。方法に関しては,腕時計型のアクチグラフ(加速度計)を1週間携帯することにより、日常生活下での身体活動のデータ採取を行った。食事の時間帯および過食や排出行動を記録するために、生活記録表(行動日誌)の携帯および記録を同時に行った。身体活動の基礎的解析として、1日平均身体活動数を患者群と健常群との間で比較した。また,むちゃ食い/排出型患者のデータを用いて、過食および排出行動前後の身体活動データの観察を行い、仮説生成を試みた。結果は,平均年齢および平均BMI (Body Mass Index)は、患者群で27.0歳(SD 6.9)、14.8kg/m^2 (SD 1.8)、健常群で23.3歳(SD 2.1)、20.1kg/m^2 (SD 1.2)であった。一日平均身体活動量は患者群で163094counts/day (SD 34560)、健常群で180527 counts/day (SD 24223)であり、グループ間で統計学的な有意差を認めなかった。むちゃ食い/排出型患者のデータの観察では、過食や排出行動前では、過食や排出行動のない食事前と比べて、身体活動量が小さくなるデータの傾向を認めた。従って,今後さらに洗練された解析手法を開発することによって,過食や排出行動の検知や予測を行い,これらの病的食行動に対する予防的介入の可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 神経性食欲不振症におけるアクチグラフを用いた過活動の評価(第一報)2007

    • 著者名/発表者名
      冨久尾 航
    • 学会等名
      第48回心身医学会総会
    • 発表場所
      福岡
    • 年月日
      2007-05-24
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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