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肝発癌におけるp53誘導性Siah-1Lによるβカテニン制御機構の果たす役割

研究課題

研究課題/領域番号 18790458
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関京都大学

研究代表者

岩井 晃男  京大, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (50402871)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード癌 / Siah-1L / p53 / βカテニン
研究概要

肝発癌におけるp53誘導性Siah-1Lによるβカテニン制御機構の果たす役割を検討するために、以下の解析を行った。
まずヒトSiah-1LのマウスホモログであるSiah-1bのコンディショナルノックアウトマウスを作成するために、以前に作成しておいたSiah-1b発現ベクターより、Siah-1bゲノム配列を制限酵素により切り出した。その切り出したSiah-1b配列にPCR法を用いてLoxP配列を付加した上でノックアウトマウス用のターゲットベクターに組み込みをおこなった。現在このターゲットベクターをマウスES細胞への組み込み中である。
また同時に臨床検体であるヒト肝臓癌組織15例においてSiah-1L、Siah-1の発現をReal-Time PCRを用いて検討した。また同様の組織を用いてp53の発現も免疫染色において検討した。これらの結果、p53誘導性ではないSiah-1においてはp53との染色結果に一定の傾向は認められなかった。しかしながらp53誘導性のSiah-1Lの発現は明らかな優位差はみられないもののp53の強く染まるような癌組織においては発現が低い傾向にあった。またこれら組織のうち6例においてp53ゲノムのDNA結合領域のシークエンスを確認した。その結果、Siah-1の発現はp53ゲノムの変異との間に一定の傾向が見られなかったが、Siah-1Lの発現はp53ゲノム変異が少ない症例において高く認められる傾向があった。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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