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肺線維症に対する新たな治療戦略の確立-フォリスタチンによる筋線維芽細胞の制御

研究課題

研究課題/領域番号 18790531
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関群馬大学

研究代表者

青木 史暁  群馬大学, 医学部, 医員 (50420089)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードアクチビン / フォリスタチン / 肺障害 / 肺線維症 / 上皮間葉形質転換
研究概要

我々の研究の目的は、フォリスタチンを用いての肺線維症の治療にある。そのため平成19年度は、ヒトの臨床検体を用いての実験に多くの時間を使ってきた。
(1)ヒト急性肺障害におけるアクチビン、フォリスタチン、アクチビン受容体、核内転写因子などの局在の解明
びまん性肺障害、膠原病肺、薬剤性肺炎、顕微鏡的多発血管炎、特発性肺線維症の急性増悪などの疾患群における、剖検肺や切除肺を用いた免疫染色を行った。アクチビン、フォリスタチンは肺胞マクロファージに強く発現が見られ、一方でアクチビン受容体は肺胞上皮細胞や細気管支上皮細胞、マクロファージ、線維芽細胞など、病巣におけるさまざまな細胞に発現が見られた。
(2)ヒト急性肺障害におけるマイクロサンプリングを用いた、細気管支上皮被覆液におけるアクチビン、フォリスタチンの濃度の測定
これは新規発症の急性肺障害例が多くなかったために検体数は少なかった。しかしながら、ELISAによる検討では、健常者コントロール群との比較において、急性肺障害群においては優位に局所の粘液中にアクチビン、フォリスタチンの濃度が高いことが判明しており、アクチビン・フォリスタチンの局所における発現が亢進していることが証拠付けられた。
(3)マクロファージからの線維化促進性ケモカイン分泌測定
現在、ヒト・マクロファージを用いた検討を行っているところで、予備実験の段階ではあるものの、マクロファージの培養液中にアクチビンを添加すると、培養上清中にcCXCL4,CXCL12,CCL2などのサイトカインの増加が見られることが判明している。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Therapeutic potential of follistatin to promote tissue regeneration and prevent tissue fibrosis.2007

    • 著者名/発表者名
      Aoki F, Kojima I
    • 雑誌名

      Endocr J. 54

      ページ: 849-854

    • NAID

      10021263479

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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