研究課題/領域番号 |
18790597
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
緒方 勝也 九州大学, 大学院・医学研究院, 助教 (50380613)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 経頭蓋直流電流刺激 / 感覚誘発電位 / 運動感覚連関 / 運動前 gating |
研究概要 |
1.近年、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)が、非侵襲的に大脳皮質の機能を変化させることが注目されており、今回我々はtDCSの刺激部位による皮質SEPの変化を検討した。方法:健常成人10名を対象に、正中神経刺激(刺激間隔800±200 ms、300回加算)を行い、F3, C3^'-(A1+A2)の電極でSEPを記録した。tDCSはC3より2cm前方(運動野近傍)もしくは後方(感覚野近傍)に4×4cmの刺激電極を置き、他方は右眼窩上に置いた。刺激強度は1mA、持続15分とした。経時的(tDCS前、直後、10分後、20分後、30分後)にSEPを記録し、各成分の潜時と頂点問振幅の変化を分析した。結果:N20振幅が運動野刺激-感覚野刺激間で有意差を認めたが、陽極刺激と陰極刺激による差はなかった。 2.運動直前にSEPの振幅が減衰することが知られgatingと呼ばれているが、自発運動によるgatingを健常者30名で検討したところ、C3^'のN20以降め後期成分が主に減衰することが示された。年齢によるgatingの効果の差はあまりなかったが、F3のN30で若年群の抑制が強く見られた。dysotnia患者6名での検討では、概ね同様にgatingが見られたが、安静時に対する運動時のN20が健常者よりも高くなることが示され、視床から皮質への投射に変化があることが示唆された。 3.tDCSの前後で安静時と運動前のSEPを記録しgatingの効果を健常者およびdystonia患者で検討したところ陽極刺激で健常者ではN30のgatingの効果が減弱する傾向だったのに対し、dystonia患者では増強する傾向が見られた。陰極刺激では目だった変化はなく、陽極刺激でより効果が見られる可能性が示唆された。
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