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糖尿病腎症における高血糖誘導性エネルギー代謝調節転写因子SREBP-1の役割

研究課題

研究課題/領域番号 18790611
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 代謝学
研究機関筑波大学

研究代表者

高橋 昭光  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (70344893)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード糖尿病 / 転写因子 / 糖尿病性腎症 / 動物
研究概要

1.Tgマウスからの単離糸球体を用いた糸球体遺伝子パターン変化の検討(H18年度より継続検討)
昨年度糖尿病腎症との関連が報告されているTGFβ-1遺伝子のTgマウス糸球体における発現充進を確認したが、引き続きメサンギウム増殖・基質集積に関連する遺伝子(fibronectin, SPARC)の発現増加及び、NADPH酸化酵素系遺伝子(p47phox,p67phox,PU.1)の発現充進を確認し、その結果、Tgマウス糸球体におけるeNOS発現は抑制されていた。
2.STZマウス及びSREBP-1KOマウス糸球体の検討
STZマウス単離糸球体の検討では未処理マウス糸球体と較べSREBP-1発現の僅かな増加と、4型コラーゲン、TGFβ-1遺伝子の増加及びfibronectinの発現増加傾向を認めた。STZ処理Tgマウス糸球体では、これら遺伝子発現に対する追加効果はなく、STZ処理KOマウスの糸球体では、これら遺伝子の発現亢進は認められなくなった。また、in vivoの検討でもSTZ処理KOマウスのアルブミン尿やメサンギウム増殖はSTZ処理WTマウスのこれらよりも抑制されており、今回観察された糖尿病腎症様変化はSREBP-1に大きく依存すると考えられた。
3.アデノウイルスベクターを用いたメサンギウム細胞株での検討
MES-13細胞に対し、GFP,SREBP-1c,SREBP-1cドミナントネガティヴ(DN)体をアデノウイルスベクターで導入して検討した。TGF-1遺伝子はSREBP-1cベクターでは導入量に応じて増加し、DN体では導入量に応じて減少した。P47phox,PU.1についてもSREBP-1cベクター導入量に応じて発現増加が認められた。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Involvement of glomerular SREBP-1c in diabetic nephropathy2007

    • 著者名/発表者名
      N Ishigaki, A Takahashi et.al
    • 雑誌名

      Biechem Biophysic Res Commu 364

      ページ: 502-508

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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