研究課題/領域番号 |
18790641
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
斉藤 隆俊 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80360147)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 遺伝子発現 / 細胞増殖 / 遺伝子 / 蛋白合成 / RNAi |
研究概要 |
前年度、我々がデザインしたRNAiで蛋白合成抑制を試みたが結果が安定せず、有意な結果を得ることが出来なかった。またRNAiを安定発現するベクターを作成し、トランスフェクション後にG418でセレクションして、RNAiを持続発現する細胞を作成したが、細胞が死滅するという現象がみられ、やはり安定した結果を得ることが出来なかった。 そのため、本年度は目標RNAの別の配列でRNAiを作成し、トランスフェクションしたが、やはり同様の結果に至ってしまった。効果が確認されているvalidated RNAiも使用したが、こちらはコルチゾール分泌に対する効果が認められなかった。ACTH存在下でも検討したが、やはり有意な結果を得ることは出来なかった。 我々の検討では、H295R細胞において、NM23の発現は細胞が生存し続けることに必要不可欠である可能性が高いと考えられた。しかしながら、我々のマイクロアレイの結果からは、クッシング症候群ではNM23の発現が低下しているという状況下で、コルチゾールの分泌が亢進していると予想される。もちろんその状況下では細胞は死滅していないという事実があることより、細胞内において何らかの機序が作用していると仮定し、現在NM23に対するRNAiの発現効率の調整を行い、少量の発現抑制で効果を確認できないか確認作業中である。およびNM23の周辺で作用する蛋白が、コルチゾール発現に影響を及ぼすのではないかと仮定し、その蛋白を探索しているところである。
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