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NKT細胞を利用したGVHDとGVLの分離

研究課題

研究課題/領域番号 18790655
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関九州大学

研究代表者

橋本 大吾  九州大学, 大学病院, 医員 (20419576)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード移植片対宿主病 / 移植片対白血病効果 / 造血幹細胞移植 / 白血病 / NKT細胞 / galactosylceramide
研究概要

<方法>
前年度にα-galactosylceramide(αGC)投与によるGVL効果の増強を確認できたので、今年度はそのメカニズムを追求した。まずαGC投与によるGVL効果の増強がドナーのNKT細胞に依存するか否かを確認するため、ドナーをB6-CDld knockoutマウス(H-2^b)、レシピエントはB602F1(H-^<2b/d>)を使用し、全身放射銀照射10Gy後にドナーから採取した骨髄細胞5x10^6個と脾細胞5x10^6個を輸注した。抗腫瘍効果をみるためにP815(H-2^d)を50000個輸注した。αGCは100μg/kgBWを移植後Day4,6,8またはDay 7,9,11に腹腔内投与した。
<結果>
1,αGC投与によるGVL効果の増強はドナーNKT細胞の存在に依存した
我々は以前αGCをDayOに投与した場合、レシビエントのNKT組胞に依存してGVHDが有意に抑制されることを報告している。一方GVL効果はNKT細胞の欠損するCD1d-KOマウスをドナーにした場合に打ち消されることが確認された。
2,αGC投与によって腫瘍細胞のMHCの発現は増強しなかった
αGCによるGVL増強はアロ特異性であることを前年度に確認していたため、αGC投与に腫瘍細胞のアロ抗原の発現が増強されGVL効果が増強される可能性を考えた。EL-4 10000個をマウスに皮下注射し10日後に腫瘍を形成した段階で、αGCを腹腔内投与し24時間後に腫瘍を切除しフローサイトメトリーを行った。MHCの発現はαGC投与群で増強がみられなかった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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