研究課題
若手研究(B)
Jakキナーゼの主たる基質はStatであり、サイトカインのシグナルのほとんどすべてはStatを介して伝達されると考えられてきたが、IFN-αによる造血前駆細胞(赤芽球系、骨髄球系、B前駆細胞)増殖抑制作用は、Tyk2依存性、Stat非依存性に伝達されることを見出した。Tyk2をbaitとしtwo-hybrid法を行い、Tyk2に会合する分子としてRack-1(Receptor of activated C kinase)をクローニングした。Rack-1の194番目のチロシンがTyk2によりリン酸化されることを明らかにし、194番目のリン酸化チロシンを認識するポリクローナル抗体を作成した。Rack-1がシグナル伝達分子としての機能を有しているかに関し、Rack-1を直接リン酸化するサイトカインの同定を試みた。PHAで刺激したT細胞の培養上清はRack-1を弱いながらリン酸化する。しかし、IL-12をはじめとするTyk2をリン酸化する主なサイトカイン刺激ではRack-1のリン酸化はみられず、また中和抗体を用いた場合も、PHA刺激T細胞培養上清によるRack-1のリン酸化に影響を与えなかった。
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