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貪食細胞における自己貪食現象による病原菌処理の分子機構に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18790674
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 膠原病・アレルギー・感染症内科学
研究機関東北大学

研究代表者

五味 和紀  東北大学, 病院, 助教 (20400335)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード自然免疫 / autophagy / Toll-like receptor
研究概要

前年度行った、(1)Autophagy実験系の確立、(2)Autophagy現象に関わる受容体の同定などの基礎的検討、をさらに進めて研究を行った。
貪食細胞の代表的受容体TLR familyに着目して、TLR2、TLR4を強発現したマウスproB細胞株、BaF3細胞を作成し、これらの細胞において、Autophagyを誘導すると考えられる細胞内寄生菌、P.acne菌が刺激作用を持つかを検討したところ、P.acne菌はTLR2を介して、BaF3細胞株を活性化した。またP.acne菌が貪食細胞に貪食され潜伏感染をおこすことにより、免疫学的機序により引き起こされていると考えられる肉芽腫性疾患のサルコイドーシスに関わる基礎的検討も行った。BTNL2分子はT細胞補助刺激分子に類似した構造を持ち、T細胞の抑制的に制御していることが2007年に報告された(J. Immunol., 2007)。また2005年に欧米白人種において、このBTNL2遺伝子のSNPがサルコイドーシス発症に関わっていると報告された(Nature Genetics, 2005)。しかし本邦においては、同SNPとサルコイドーシス発症の検討結果は報告されていない。そこでサルコイドーシス20例および健常成人35例のゲノムDNAの解析を行い、先行研究的に独国及び米国で明らかになった同遺伝子SNPが、本邦ではどの程度集積し、かつサルコイドーシス発症と関与するか否かを検討した。まだ症例集積中であるが、現在までの解析結果では、健常成人35例において、同遺伝子SNPのリスク遺伝子のホモ接合体例が11/35例(31.4%)、ヘテロ接合体例が22/35例(62、9%)、サルコイドーシス20症例においてはリスク遺伝子のホモ接合体例が5/20例(25.0%)、ヘテロ接合体例が10/20例(50.0%)という結果である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Antibacterial activity of carbapenems against clinically isolated respiratory bacterial pathogens in Japan between 2005 and 0062007

    • 著者名/発表者名
      Gomi K, et. al.
    • 雑誌名

      Int J Antimicrob Agents. 29

      ページ: 586-592

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 市中肺炎の実態調査と新旧市中肺炎診療ガイドラインの検証成績2007

    • 著者名/発表者名
      五味和紀, 他
    • 雑誌名

      日本呼吸器学会雑誌 45

      ページ: 836-843

    • NAID

      10020117196

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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