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グリコーゲン脱分枝酵素の機能ドメインと発現についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 18790743
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関(財)冲中記念成人病研究所

研究代表者

遠藤 依子  冲中記念成人病研, 研究員 (70425437)

研究期間 (年度) 2006 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード遺伝子 / 酵素 / 糖 / 発現制御 / AGL
研究概要

グリコーゲン脱分枝酵素[glycogen dedranching enzyme (GDE);遺伝子シンボルAGL]は解糖系の重要な酵素で、AGL活性が欠損するとグリコーゲンが筋肉に蓄積し筋萎縮が起こり、歩行困難になることが多い。また、グリコーゲンが肝臓に蓄積すると肝腫大から肝硬変に至る。
本年度は、グリコーゲン脱分枝酵素の機能ドメインと発現についての研究するために、AGL活性の欠損症である糖原病III型についてAGL遺伝子解析を行った。
[結果]
糖原病III型13例(うちドイツ人3人、カナダ人1人、アフガニスタン人1人、イラン人1人、トルコ人2家系3人、エジプト人4人)を解析した。
ドイツ人のうち、患者1はW255Xのヘテロ接合体であった(他方の遺伝子変異は未同定)。患者2はR864Xのホモ接合体であった。患者3はIVS21+IG>Aのヘテロ接合体であった(他方の遺伝子変異は未同定)。カナダ人患者4は1019delAとW1327Xの複合ヘテロ接合体であった。アフガニスタン人患者5は3202-3del TAの、イラン人患者6は1859-69del 11bpのホモ接合体であった。トルコ人のうち、患者7と8は兄弟でIVS7+5G>Aのホモ接合体であった。患者9はIVS21+5insAのホモ接合体であった。エジプト人のうち、患者10は1389insGと22223-4del GTの複合ヘテロ接合体であった。患者11は4041del Tのホモ接合体であった。患者12は1859番目の塩基がTからCに変異しており620番目のアミノ酸がロイシンからプロリンへ置換されていた(L620P)。患者13はエクソン27からイントロン27にかけて1525bpの欠失が認められた。
すべての患者で酵素活性は欠損していた。
以上の結果より、糖原病III型のAGL遺伝子変異は多様な変異が存在する事が明らかになった。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Molecular analysis of the AGL gene : heterogeneity of mutations in patients with glycogen storage disease type III from Germany, Canada, Afhganistan, Iran, and, Turkey2006

    • 著者名/発表者名
      Endo Y et al.
    • 雑誌名

      Journal of Human Genetics 51(11)

      ページ: 958-963

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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