研究課題
若手研究(B)
SIM2遺伝子は、ダウン症候群chromosome領域と呼ばれるヒト21番染色体q22.2に座位する遺伝子で、SIM2タンパク質は、bHLH-PASファミリーに属する転写調節因子である。SIM2タンパク質は、転写因子であるARNTおよびARNT2と二量体を形成し機能する。SIM2タンパク質内におけるARNTタンパク質との二量体化ドメインについての解析が為されていなかった。 我々はSIM2タンパク質内の各機能ドメイン配列を欠失した変異体を用いて、SIM2-ARNTとSIM2-ARNT2二量体結合ドメインの検討を行った。結果、パートナータンパク質ごとにSIM2タンパク質内で必要な二量体化ドメインが異なっていた。SIM2タンパク質は、スプライシングの違いから2種類(SIM2lとSIM2s)が存在することから、それぞれのSIM2遺伝子発現調節機構について解析した。プロモータアッセイとゲルシフトアッセイの結果から、SIM2lとSIM2sは異なる転写調節因子により発現調節される可能性が示された。
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Biochemica et Biophysica Acta. 1779
ページ: 40-50
Biochimica et Biophysica Acta 1779