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イノシン特異的mRNA切断によるADAR1基質同定と遺伝性対側性色素異常症病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 18790784
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

河野 通浩  名古屋大学, 医学部・附属病院, 助教 (60319324)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードRNA編集 / 色素細胞 / 角化細胞 / ADAR1 / チロシナーゼ / MART-1
研究概要

前年度(H18年度)には、ADAR1遺伝子の発現ベクターを作製し、色素細胞および角化細胞に導入し、ADAR1を過剰発現させた。その際の色素関連遺伝子であるチロシナーゼおよびMART-1についての発現量の変化をmRNAレベルで調べたところ、有意な変化は見られなかった。
本年度は、上記の結果をふまえて、(1)本研究で用いるイノシン特異的mRNA切断によるADAR1編集基質同定手法の検討および(2)正常色素細胞においてsiRNAを用いたADAR1遺伝子発現抑制を起こした際のDNAマイクロアレイを用いた包括的遺伝子発現変化の観察を進めた。(1)のイノシン特異的mRNA切断を行うためには、多くのステップについて予備実験による条件設定が必要である。本実験への準備を進めているが、いまだ本実験に進むための条件設定は進んでいない。(2)については、ADAR1遺伝子のsiRNAを設計して、遺伝子抑制させた時のチロシナーゼおよびMART-1についての発現量の変化をmRNAレベルで調べたところ、有意な変化は見られなかった。現在まで明らかになっていない、ADAR1遺伝子抑制によって影響を受ける遺伝子を明らかにするため、正常色素細胞及び角化細胞でADAR1を抑制させ、DNAマイクロアレイを用いて包括的遺伝子発現変化を観察した。遺伝子の発現の変化はいくつかの遺伝子で見られたため、現在、リアルタイムPCRを用いて、マイクロアレイで得られた結果の確認実験を進めている。また、我々のグループで継続的に行っている遺伝性対側性色素異常症患者のADAR1遺伝子変異の検索は続けて行っている。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 特発性脳内石灰化症を合併した遺伝性対側性色素異常症の1例2007

    • 著者名/発表者名
      近藤泰輔、河野通浩, ら
    • 学会等名
      第21回日本色素細胞学会年次学術大会
    • 発表場所
      名古屋、日本
    • 年月日
      2007-12-09
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 新規遺伝子変異を認めた遺伝性対側性色素異常症の4例2007

    • 著者名/発表者名
      近藤泰輔, 鈴木民夫, 伊藤史朗, 秋田浩章, 河野通浩, ら
    • 学会等名
      第106回日本皮膚科学会総会
    • 発表場所
      横浜、日本
    • 年月日
      2007-04-21
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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