• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

デフェンシンの臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 18790789
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関岡山大学

研究代表者

白藤 宜紀  岡山大学, 医学部歯学部・附属病院, 助教 (90423285)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードデフェンシン / 抗菌ペプチド / メタロβ産生緑膿菌 / レボフロキサシン / リコンビナント / HBD-3 / アルギニン
研究概要

デフェンシンは3-4kD、3組のジスルフィド結合を持つ抗菌性のペプチドであり、一般細菌のほか、真菌やウイルスに対してもその活性を有する。哺乳類で発現しているデフェンシンは、αデフェンシンとβデフェンシンに大別され、ヒト皮膚においても、ヒトベータデフェンシン(HBD)-1〜HBD-4の4種のデフェンシンが発現している。これらの優れた作用よりデフェンシンの臨床応用、とりわけ多剤耐性菌に対する治療薬として単独、または多剤との併用による抗菌活性の発揮が期待されている。しかし、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する研究報告はいくつか見られるものの、それに続いて近年大きな問題になりつつあるメタロβラクタマーゼ産生緑膿菌に対する抗菌活性の検討は、これまでごくわずかしかなされていない。また、いずれの病原体に対しても、多剤との併用時の効果をみた報告は無い。そこで我々は、乾癬患者の皮膚からHBD3のクローニングを行い、pET28a expression systemを用いてrecombinantHBD-3(rHBD3)を発現、HPLCにより精製を行った。我々のrHBD-3はメタロβラクタマーゼ産生緑膿菌に対し、臨床より分離された緑膿菌に対するのと同等の抗菌活性を示した。また、デフェンシンは単独のみならず、多剤との併用による抗菌作用も注目されている。その観点より、rHBD-3とレボフロキサシンの併用時の効果についても測定したが、レボフロキサシン単独投与時と比較して有意差は無かった。しかし、他系統の抗生物質との併用時の検討は未だなされておらず、今後さらなる検討を続けていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Structural and functional characterization of the conserved salt bridge in mammalian paneth cell alpha-defensins : solution structures of mouse CRYPTDIN-4 and (E15D)-CRYPTDIN-4.2006

    • 著者名/発表者名
      Rosengren KJ, Daly NL, Fornander LM, Jonsson LM, Shirafuji Y, Qu X, Vogel HJ, Ouellette AJ, Craik DJ
    • 雑誌名

      J Biol Chem. 281(38)

      ページ: 28068-28078

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi