研究課題/領域番号 |
18790836
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中尾 智博 九州大学, 大学病院, 助教 (50423554)
|
研究協力者 |
吉浦 敬 九州大学, 大学病院, 講師 (40322747)
實松 寛晋 九州大学, 大学院・医学研究院, 大学院生
富田 真弓 九州大学, 大学院・人間環境学府, 研究生
増田 有亮 九州大学, 大学院・人間環境学府, 大学院生
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 社会不安障害 / 脳機能 / functional MRI / SSRI / 行動療法 / function MRI |
研究概要 |
主要な不安障害のひとつである社会不安障害(Social Anxiety Disorder ; SAD)の脳病態メカニズムを解明するために、症状誘発課題を用いたfunctional MRI(fMRI)撮影をSAD患者および健常対照者に対して実施し、SPM解析を用いて局所脳活動の差異を検討した。SAD患者では課題条件時に後頭側頭葉の紡錘状回および上側頭回における賦活の減少および前頭葉領域における賦活量の増加を認めた。SADに関するこれまでの画像研究は扁桃体の異常を中心に報告されているが、今回の結果から社会状況下におけるヒトの表情認知に関して、SADでは紡錘状回、側頭回、前頭葉領域を含む複数の脳部位における機能異常が存在し、広範な神経ネットワークの障害が生じている可能性が示唆された。
|