研究課題/領域番号 |
18790838
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
城野 匡 熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 助教 (50363536)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | advanced glvcation end products / アルツハイマー病 / advanced glycation end products |
研究概要 |
耐糖能の異常がアルツハイマー病の危険因子である可能性が報告され、アルツハイマー病と糖尿病の関連が示唆されている。また糖尿病に伴う糖尿病合併症の進展にメイラード後期反応生成物であるadvanced glycation end products: AGEが関与することがいわれている。これまでアルツハイマー病の病変部であるアミロイド斑にAGE構造体であるCML、ピラリンが存在することが報告されており、アミロイド斑の形成にAGEが関与していることが示唆されている。このことからアルツハイマー病の進展にAGEが関与している可能性が考えられている。現在までに、AGE構造体の一つであるペントシジンがアルツハイマー病患者の血清で上昇することが報告されており、AGEのアルツハイマー病への関与が推測されている。しかし他のAGE構造体の存在や関与については未だ不明である。そこで本年度はその他のAGE構造体の測定系の確立をおこない、アルツハイマー病におけるAGE構造体であるペントシジン、CMLの血清中の濃度は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)およびEnzyme-Linked ImmunoSorbent Assay法により測定した。結果としてサンプル数が少ないが、アルツハイマー病において血清ペントシジン、CML濃度がコントロール群より高く、AGEのアルツハイマー病への関与が示唆され、病態形成の一要因となっている可能性が考えられた。
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