• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

テラヘルツ波を利用した新しい光線力学療法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18790867
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関秋田大学

研究代表者

市原 利晃  秋田大学, 医学部, 医員 (60400496)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードテラヘルツ / 光線力学的療法
研究概要

「研究の目的」
光線力学的療法(Photodynamic therapy, PDT)は最近になり臨床的に用いられているが,光線過敏症を起こすなどの問題点がある.現在のPDTの問題点を回避するため,光ではなく波としてのTHz波の利点や可能性を検討し,その可視光線ではないという特徴を生かすことで,今後のPDTをより効果的なものにできると考えた.
現在使用されている光増感剤のみならず,各種の医薬品などもTHz帯においてそれぞれ特有の吸収スペクトルを持っていると考えられる.各種の薬品を用いてTHz帯での吸収スペクトルを測定し,それぞれ薬品固有の吸収スペクトルを集めてデータベースを得る.それを解析することで,THz帯の吸収スペクトルにその薬品を励起する波長があり,癌細胞に対し障害的に作用できるかどうかを検討する.
「平成18年度」
THz帯での吸収スペクトルを測定して,既知の光増感剤(Photofrin, acridine orange, 5-aminolaevulinic acid)の吸収スペクトルを集めたデータベースの作成を行った.
「平成19年度」
吸収スペクトル内に細胞障害を起こすことのできる励起光の性質があるかをacridine orangeを用いて確認するため,はじめにacridine orangeの腫瘍親和性について手術試料を用いて検討した.しかし,腫瘍親和性について確認できず,THz帯での吸収スペクトル内に励起光の性質があるかどうかを確認することはできなかった.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi