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新規アポトーシスイメージング剤による癌・虚血再灌流障害治療効果超早期診断法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18790879
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関金沢大学

研究代表者

小川 数馬  金沢大学, 学際科学実験センター, 助教 (30347471)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードアポトーシス / アネキシン / イメージング
研究概要

アポトーシスは生体のホメオスタシスの維持に重要な役割を果たしていることが知られており、アポトーシスを体外から非侵襲的にイメージングすることが可能であれば、これら疾患の臨床診断、病態解明に非常に有用である。昨年度の研究にて、生体内で安定であり、かつ代謝物が代謝臓器から速やかにクリアランスされることが予想されるbis(benzohydroxamamide)誘導体の^<99m>Tc錯体[^<99m>Tc-C_3(Bham)_2]とAnnexin A5とをリンカーを介して結合した^<99m>Tc-C_3(Bham)_2-Annexin A5を作製し、Annexin A5の生理活性を調べたところ、既存の化合物である^<99m>Tc-HYNIC-Annexin A5とほぼ同程度の生理活性を示した。今年度の研究にて、この標識体のノーマルマウスにおける体内放射能分布を調べた結果、^<99m>Tc-C_3(Bham)_2-Annexin A5の血液クリアランスは^<99m>Tc-HYNIC-Annexin A5よりも遅く、^<99m>Tc-HYNIC-Annexin A5が非常に高い放射能集積を示す臓器である腎臓において、大きく放射能集積を低減させた。また、肝臓においては、投与早期においては、^<99m>Tc-C_3(Bham)_2-Annexin A5は、^<99m>Tc-HYNIC-Annexin A5よりも高い放射能集積は示したが、^<99m>Tc-HYNIC-Annexin A5の放射能が滞留を示すのに対し、^<99m>Tc-C_3(Bham)_2-Annexin A5の放射能は時間経過とともに低減し、投与後6時間後における放射能は同程度であった。以上の結果より、^<99m>Tc-C_3(Bham)_2-Annexin A5はアポトーシスイメージング剤として有用である可能性が示された。今後、担癌動物に抗癌剤を投与した時のアポトーシスのイメージングを行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Development of a novel 99mTc-labeled Annexin A5 for apoptosis imaging2007

    • 著者名/発表者名
      Kazuma Ogawa, et. al.
    • 学会等名
      第17回 金属の関与する生体関連反応シンポジウム
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2007-06-22
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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