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MRIを用いた温熱療法システム

研究課題

研究課題/領域番号 18790903
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

丹羽 徹  横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (60315801)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワードMRI / 磁気共鳴 / 温熱療法 / 共振回路 / 電磁波 / 癌治療 / 画像診断
研究概要

今回、インプラント温熱療法の加温方法として、コイルとコンデンサから構成される共振回路を用い、これをMRIが通常、画像取得時に発するRFパルスにて励磁させ発熱させるシステムを開発した。共振回路、MRIパルスシークエンスの最適化を行い、治療へ応用するための基礎的な検討を行った。
昨年度の基礎実験にて得られた実験結果に基づき、共振回路の最適化や問題点を改善した。共振回路に用いるコイルの適正化を行い、MRIの発する微弱なRFパルスにて最高約40度の温度上昇が得られた。MRIのパルスシークエンスに関しては、共振回路との周波数を一致させるため、スライス幅を狭くし、短時間あたりのパスルを多く出すものを使用した。
回路は比較的小さなものを使用し、肉中に置いた場合の画質を評価した。金属なので回路局所での画像アーチファクトは生じるものの、回路周囲の画像評価は可能であった。小型な回路を用い、広く病院に普及しているMRI機にてインプラント温熱療法を行える可能性が確認できた。
一方、寒天、肉中では共振周波数がずれる現象が確認された。周波数のずれに関してはMRIのシークエンスのパラメータを変えることにより、対応可能であった。今後、この点をさらに検討する必要がある。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Implant hyperthermia resonant circuit produces heat in response to MRI unit radiofrequency pulses2008

    • 著者名/発表者名
      Niwa T, Takemura Y, Inoue T, Aida N, Kurihara H, Hisa T
    • 雑誌名

      Br. J. Radiol. 81

      ページ: 69-72

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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