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左門脈圧亢進症動物モデル作成とその治療PSE

研究課題

研究課題/領域番号 18790905
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

徳永 正弘  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 後期研究医 (20382161)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード左門脈圧亢進症 / 部分的脾動脈塞栓術 / 脾静脈 / 動物モデル / PSE
研究概要

左門脈圧亢進症モデル作成のために,まず経皮経肝的に門脈にアプローチした。脾静脈をバルーンカテで閉塞しEO(液体塞栓物質)を注入して塞栓した(B-RTO)。2週後,4週後,2カ月後に血管造影(経動脈的門脈造影)にてフォローしたが,2週後から,脾静脈近傍に細かな側副路が出現し,理想的なモデルは出来なかった。2週後,4週後,2カ月後に動物を屠殺し,胃,脾臓,肝臓ならびに隣接臓器の肉眼的検討した。屠殺直前には開腹し脾静脈抹消から直接門脈造影も施行した。脾静脈近傍の細かな側副路が目立った。血液生化学検査もとくに変化は見られなかった。脾静脈を多数の金属コイルで塞栓もしたが,同様であった。脾静脈近傍に細かな側副路と胃大網静脈の発達が目立った。
門脈の血行動態は複雑特異的である。臨床でも,門脈系に閉塞等で血流障害が起これば,側副血行路が発達し,これが新たな病態を引き起こし,この病態を治療するとまた新たな側副血行路が発達するという経験をする。門脈の血行動態の変更を人為的にコントロールするのは難しいと思われた。今回のモデルをさらに理想に近づけるには,少なくともさらに胃大網静脈も塞栓する必要があると思われた。
この不完全なモデルにPSE(部分的脾動脈塞栓術)を施行したが,どの静脈の血流を測定するかで意味が変わってくるので評価は困難であった。しかし,少なくともPSEの安全性は確認できた。シンプルにPSEを施行した場合,塞栓の割合と脾静脈の血流変化との関係をみる実験系のほうが意味があったと考える。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Gastric Varices Secondary to Splenic Vein Occlusion: MDCT Imaging and An giography2007

    • 著者名/発表者名
      北山聡明、徳永正弘、他
    • 学会等名
      北米放射線学会
    • 発表場所
      米国シカゴ
    • 年月日
      2007-12-01
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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