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ブートストラップ法を用いたPET脳機能画像における誤差推定の実用化

研究課題

研究課題/領域番号 18790923
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関秋田県立脳血管研究センター(研究局)

研究代表者

茨木 正信  秋田県立脳血管研究センター, 放射線医学研究部, 研究員 (40360359)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード脳 / 脳血流 / PET
研究概要

本研究はブートストラップ法を用いたPET画像の誤差推定とその応用の試みである。本年度は以下に示す二つの主要な成果を得た。1)ブートストラップ法の妥当性の検証:PET画像の定量的な画質評価は,画像処理・再構成法の最適化に大きな役割を果たす。Buvatの手法を3Dサイノグラムへ拡張することにより,3D専用PET装置(SET-3000GCT/M)に対応した。妥当性検証を目的とし,Ga封入円柱ファントムを用いてリストモード収集を行った。得られたリストデータをランダムに30分割し,30組の再構成画像にわたる標準偏差を各ピクセルごとに計算して,これをreferenceとする。30分割したリストデータの内の1つを用いて,ブートストラップ法により各ピクセルにおける標準誤差を推定し,referenceと比較したところ,両手法による推定値はよく一致した。特に150-PETを想定したカウント領域では3%以内で一致していた。2)150-PETの画質評価への応用:DRAMA画像再構成法とsinogram-based Wavelet法の画質改善効果をブートストラップ法により検討した。ROI解析により,両手法は定量性を保持していることを確認した。Wavelet法は比較的画像全体に対してノイズ低減効果を示したが,DRAMA法はより低カウント領域で有効であった。両手法の組み合わせはより有効であった。DRAMA法とWavelet法は,定量性の維持と画質改善の両面の点から150-PETにとって有効な手法である。今回導入した手法を用いることにより,画質改善効果を定量的に示すことが可能になった。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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