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肺移植後慢性拒絶病変の病態抑制および免疫寛容の導入を目指す実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18790932
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関京都大学

研究代表者

庄司 剛  京都大学, 医学研究科, 助教 (80402840)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード肺移植 / 免疫寛容 / 慢性拒絶 / 急性拒絶 / 気管移植
研究概要

・肺移植モデルにおいて拒絶病変と直接・間接認識経路の関与を、グラフトの病理学的所見およびin vivo, in vitroアッセイにて検討した。ラット及びミニブタ大動物モデルにて肺移植術を行い、術後グラフトの経時的変化を病理学的に評価した。ラット肺移植においては、拒絶病変モデルにおいて拒絶発生時の呼吸生理機能と病理所見の関連性を検討した。また近年、免疫寛容に関与していると注目されている制御性T細胞の特異的マーカーであるFOXP3の発現が、拒絶病変の出現にも関係しているという報告が散見されており、我々は拒絶病変の克服、免疫寛容の導入を目的として、ミニブタを用いた大動物肺移植慢性実験モデルを確立し、同モデルを用いて、急性拒絶病変発現の際のレシピエント内のFOXP3の発現を検討した。ミニブタ(20-30kg)を用いて同種左肺移植を行い、ドナー・レシピエントの選定においてはレシピエントのドナーに対するリンパ球混合反応(MLR)がhigh response(cpm>5000)であることを確認した。免疫抑制剤は一切使用せず、術後評価として胸部レントゲン(術後3,4,5,6,7,10)、開胸肺生検(術後4,7,10)によるグラフトの病理組織診断を施行した。さらに採血を行い、末梢血単核球を分離、末梢血中のFOXP3発現を評価した。末梢血中のFOXP3発現においては、術後4日目に全例が最高の発現を示した。しかし、その後発現は漸減した。末梢血中FOXP3発現が、病理組織では認めるものの胸部レントゲンでは発見できない拒絶早期に上昇していることが認められ、末梢血中FOXP3発現が肺移植の早期拒絶マーカーになりうる可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 強制オシレーション法(Forced Oscillation Technique: FOT)を用いたラット移植肺におはる急性拒絶反応の機械的特性の評価2008

    • 著者名/発表者名
      高橋鮎子、阪井宏彰、庄司 剛, ら
    • 学会等名
      第24回日本肺および心肺移植研究会
    • 発表場所
      福岡市
    • 年月日
      2008-01-26
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] ミニブタ肺移植における末梢血中FOXP3発現は急性拒絶の早期マーカーとなりうる.2007

    • 著者名/発表者名
      庄司 剛, 里田直樹, ら
    • 学会等名
      第60回日本胸部外科学会定期学術集会 プレナリーセッション
    • 発表場所
      仙台市
    • 年月日
      2007-10-18
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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