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膵消化管内分泌腫瘍の病態解析と新しい治療戦略の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 18790933
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関京都大学

研究代表者

川村 純一郎  京都大学, 医学研究科, 助教 (90422948)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード癌 / 遺伝子 / 膵消化管内分泌腫瘍 / ガストリノーマ / マイクロアレイ / カストリノーマ
研究概要

本研究は膵・消化管内分泌腫瘍の腫瘍起源細胞・腫瘍幹細胞を同定することと、膵・消化管内分泌腫瘍の腫瘍化メカニズムの解明を目的としたものであった。今年度の研究成果を以下に記載する。
(1)消化管内分泌腫瘍における腫瘍幹細胞の同定:PDX-1, somatostatin, serotonin, gastrinの発現を免疫染色、蛍光多重染色により検討した結果、より分化度の低い腫瘍幹細胞を含む細胞集団を同定することができた。現在、これまでの結果をまとめた論文を執筆中である。(2)消化管内分泌腫瘍の腫瘍化の検討:膵ガストリノーマの起源細胞は膵管上皮に存在するとの仮説に基づき、siRNAによるMEN1 geneノックダウン膵上皮細胞株を作成し、検討を行った。MEN1 geneノックダウン株と野性株との間に、細胞増殖・細胞形態などの点で明らかな変化を認めず、gastrin、Insulin, glucagons、E-cadherin、b-catenin, chromograninA, CDX2の発現においても差を認めなかった。そこで、新たにPDX-1を導入することで内分泌腫瘍化が誘導される可能性があると考え、現在PDX-1遺伝子の導入を試みている。(3)ヒト膵・消化管内分泌腫瘍の長期培養株の樹立:われわれの施設ではガストリノーマの腫瘍株化に成功している。ヒト膵・消化管内分泌腫瘍に対する研究には長期培養株は不可欠で、その樹立により、基礎研究分野に大きな伸展が期待できる。しかし、昨年度より標本からの培養を試みているが、長期培養株の樹立に至っていない。ガストリノーマは非常に稀な疾患で、細胞培養可能な適格症例が今年度はなかった。引き続き細胞培養の試みを継続する。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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