研究課題/領域番号 |
18790958
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
福本 和彦 浜松医科大学, 医学部, リサーチアシスタント (50402300)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 肝細胞 / キメラ / 化学発癌 / トランスジェニックマウス / 移植 |
研究概要 |
レシピエントマウスの作成のため、Alb-uPA/scidマウスを系統維持している。Alb-uPAホモマウスをPCRにて同定し、移植のレシピエントマウスとして使用した。現在、常に6家系からAlb-uPAホモマウスを産出できる環境になった。 肝細胞移植手術の条件決めを行うために、生体蛍光蛋白(GFPを肝細胞に、あるいはDsRed2を全身の細胞に)を発現するトランスジェニックマウスより肝細胞をコラゲナーゼ還流法にて採取した。この生体蛍光蛋白を標識として生後14日目のA1b-uPAホモscidマウスの脾臓に移植した。一定期間の後、移植されたマウスを屠殺し肝凍結切片を作成した。蛍光顕微鏡にて移植されたコロニーが蛍光を発することを確認した。また抗GFP抗体による免疫染色でもコロニーが濃染され肝細胞移植手術が成功していることが確認できた。ヒト肝細胞でも同様の手技で移植手術を行い、ヒト肝細胞キメラマウスを作成した。 化学発癌実験については、Diethylnitrosamin(DEN)の腹腔内投与とphenobarbital(PB)の飲水投与プロトコールをscidマウスに行い、適正投与量を検討した。DEN10mg/Kg、PB500mg/Lで35週以上の生存が可能であったが、発癌は認めなかった。肝細胞移植マウスに投与して発癌を観察しているが、現時点では発癌は確認できていない。
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