研究課題/領域番号 |
18791011
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
小久保 安昭 山形大学, 医学部, 助教 (40343074)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 慢性脳虚血 / オリゴデンドロサイト前駆細胞 / 成熟オリゴデンドロサイト / ミエリン / 大脳白質病変 / 認知機能低下 / 脱髄 / oligodendrocyte / demyelination / glial progenitor / 大脳白質 / leukoaraiosis |
研究概要 |
SDラット(雄210-250g)を用いて永久両側総頚動脈結紮による慢性脳虚血モデルを作製し、術直後、術後2、4、6、8週において脳血流の測定を行った(n=6)。術後2、4、6、8週において灌流固定後に脳スライスを作成し抗NG2抗体(オリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)のマーカー)及び抗GST一π抗体(成熟オリゴデンドロサイト(OLG)のマーカー)を用いて免疫組織化学染色及び蛍光2重染色を行った(n=6)。術後4週目において、抗BrdU抗体(増殖細胞のマーカー)と抗NG2抗体を用いて蛍光2重染色を行った(nニ3)。術後4、6、8、12週において、抗MBP抗体(ミエリンのマーカー)を用いてウエスタンブロットを行った(n=6-7)。術後2、4、6、8、12週において水迷路試験により認知機能評価を行った(n=10-14)。術後1、3、5日及び1-8週目まで各週、ロータロッド試験により運動機能評価を行った(n=6)。 脳血流の測定の結果、術直後に約50%の低下を示した後、回復傾向を示した。免疫染色の結果、NG2陽性細胞数は4週で有意に増加し(P〈0.05)、その後も増加傾向を示した。GST一π陽性細胞数は2週では有意に減少し(P〈0.05)、その後増加の傾向にあった。蛍光2重染色の結果、NG2陽性細胞とGST陽性細胞及びBrdU陽性細胞とのマージは増加傾向を示した。ウエスタンブロットの結果、MBPは有意に減少し6週で最低であった(P〈0.05)。水迷路試験の結果、成績が有意に低下し、6週が最低であった(P〈0.05)。ロータロッド試験の結果、明確な低下は見られなかった。 以上より組織学的にOPCの増加及びOLGの減少後回復を認めOLGの再生が示唆されたが、ミエリンは減少を示した。また認知機能低下がミエリンと同様に残存していたことから、脱髄が認知機能障害に関与している可能性が示唆された。
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