研究課題/領域番号 |
18791026
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
樫村 博史 岩手医科大学, 医学部, 助教 (20398473)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 超高磁場MRI / Fractional anisotropy / 腫瘍再発 / 放射線脳壊死 / 髄膜腫 / 髄膜腫硬度 |
研究概要 |
1)悪性グリオーマ術後に放射線療法を行なった患者6例を対象とし超高磁場MRIにて造影効果を認めた部位のFractional anisotropy (FA)値を算出した。FA値は、拡散テルソシ画像を撮後しT1強調画像の造影効果部位に一致したROIを設定し算出した。症例1、2、3においては、造影された領域のFA値は全て0.2以上であった。症例4、5、6では、全例でFA値が0.1前後と著明にFA値が低下している領域が存在した。術後の病理組織学的診断は、症例1、2、3では腫瘍再発であったが、症例4、5、6では放射線脳壊死と診断された。MRI増強効果部位のFA値を評価する事により、腫瘍再発と放射線脳壊死とを鑑別できる可能性が示唆された。 2)髄膜腫症例、30例(男性7例、女性23例)、平均年齢55.7才、sphenoid ridge:6例、tentorium:5例、cerebellopontine angle:5例、convexity:4例、falx:3例、olfactory groove:3例、tuberculum sellae:2例、parasagittal:2例を対象に、術前に超高磁場MRIを施行しFA値を算出した。FA値は、拡散テルソン画像を撮像しT1強調画像の造影効果部位に一致したROIを設定し算出した。髄膜腫硬度は、術中に吸引管、超音波メスにて容易に吸引除去できたものをSoft tumor、鋭的剥離を必要としたものをHard tumorと定義した。拡散テンソル画像より算出されたFA値は、Soft tumor(0.25±0.08)、Hard tumor(0.41±0.09)であり、両者間に統計学的有為差を認めた(p=0.003)。拡散テンソル画像より算出される髄膜腫のFA値を評価することにより、髄膜腫硬度を予測する事が示唆された。
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