研究課題/領域番号 |
18791077
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中江 文 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (60379170)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | RNA編集 / グリシン受容体アルファ3サブユニット / ダイレクトシークエンス / DHPLC / Allele specific TaqMan 法 / グリシン受容体α3サブユニッ / アレル特異的プローブによる定 |
研究概要 |
この研究はグリシンアルファ3サブユニットに起こるとされているRNA編集が神経因性疼痛にどのように関与しているか明らかにすることを目的としていた。昨年度定量法の開発を行い、一方で脊髄坐滅モデルの作成法を学習し、その実験系の立ち上げに精力を注いだが、今回我々が開発した測定法は非常に洗練されていたにもかかわらず、全くグリシンアルファ3のRNA編集そのものがとらえられなかった。そこで、もともとその編集を見出したグループに問い合わせを行い、RNAの抽出方法に関し液体窒素による固定を行うこと、TRIZOLと言う試薬を用いることなど、系の改良を再度試みたがそれをもってしても見出せなかった。さらに、当チームに先方で見出すことが出来たと言うサンプルの提供を再三求めたが、レスポンスなく、モデル動物を用いた研究はあきらめざるを得なかった。 他方、この測定法に対する一昨年の学会の反応が非常に良かったため、測定法の確立と言うテーマでの論文の作成をほぼ終えている。そのために、ダイレクトシークエンスではさらに微量のサンプルが混在したところでどの程度の限界で測定可能か検討を行い、ASPは昨年0.5%の検出限界と大雑把なデータを出したがさらに細かく検討し、その結果を踏まえて投稿を予定している。 今回の研究期間に、RNA編集に関し様々なことが明らかになりつつあり、それに伴いその検出方法の検討は重要な課題とされている。今回の研究でその検出方法・測定方法の確立が行えたと言う点で今回の研究は非常に意義深かったと考えられる。
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