研究課題/領域番号 |
18791085
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山口 昌一 長崎大, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (80363498)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 気管平滑筋 / プロポフォール / ATP / 受容体 / 抗原 / オバルブミン / セロトニン / アセチルコリン |
研究概要 |
1.静脈麻酔薬であるプロポフォールはATP誘発性の気管平滑筋収縮を抑制し、機序として気管平滑筋でのATPと受容体の結合をプロポフォールが抑制していた。同じく静脈麻酔薬であるケタミンはATP誘発性の気管平滑筋収縮にほとんど影響しないことをJornal of Anesthesia(2007;21(1):37-41)で報告した。 2.抗原(オバルブミン)で感作したウィスターラットの気管平滑筋における抗原誘発性の収縮の主要なメディエーターはセロトニンとアセチルコリンであり、セロトニンには気管平滑筋を直接収縮させる直接作用と、アセチルコリンを放出させ気管平滑筋を収縮させる間接作用を持つ。プロポフォールは抗原誘発性の気管平滑筋収縮を抑制し、セロトニンの直接、間接作用の消失と、アセチルコリンの作用の抑制が機序であることをAnesthesia and Analgesia(2006 Sep;103(3):594-600.)で報告した。 3.抗原で感作されたウィスターラットの気管平滑筋における抗原誘発性の収縮をホスホジエステラーゼ3阻害薬であるオルプリノンは抑制し、セロトニンの直接、間接作用の抑制がその機序であり、アセチルコリンの作用には影響しなかったことを平成18年Asian Australiasian Congress of Anaesthesiologiests(AACA、シンガポール)で発表した。
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