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抗酸化剤は局所麻酔薬の神経毒性を軽減するか

研究課題

研究課題/領域番号 18791091
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関宮崎大学

研究代表者

柏田 政利  宮崎大学, 医学部, 助教 (20336316)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードリドカイン / 重亜硫酸ナトリウム / 神経毒性 / MED64 / 中枢神経細胞 / 神経突起 / 成長円錐 / 細胞内カルシウム濃度
研究概要

リドカインの神経毒性に対する重亜硫酸ナトリウムの効果を明らかにする.
水棲カタツムリを用い,平成18年度と同じ方法で中枢神経を培養し実験した.
1)リドカインの神経毒性に対する重亜硫酸ナトリウムの効果:単体の中枢神経細胞を条件培養液の入ったMED64ディッシュにて培養する.12〜24時間後に,倒立顕微鏡を用い,伸びた神経突起と,その先端の成長円錐を確認する.デジタルカメラで観察記録する.その後,MED64で活動電位を記録した.ディッシュ内のリドカイン濃度をそれぞれ100μM,1mM,10mM,100mMにし,30分間MED64で細胞体,神経突起,成長円錐の活動電位を記録する.その後,倒立顕微鏡を用い,各濃度の細胞体,神経突起,成長円錐を観察する.同様に重亜硫酸ナトリウム濃度を0.002,0.02,0.2,2%にし観察記録する.次に,局所麻酔薬と重亜硫酸ナトリウムの混合液を用いて実験を行い比較検討する.2)細胞内カルシウム濃度の測定:ディッシュ内に10μMの蛍光プローブFura-2AMを加え,60分間放置しwash-outする.ディッシュ内に1)で明らかになった,クロロプロカイン,リドカインが培養細胞を破壊する,あるいは電気生理学的に変化を生じた濃度を加え,細胞内カルシウム濃度の変化を測定する,重亜硫酸ナトリウムを加えることで細胞内カルシウム濃度の上昇を抑制できるか,そのときの細胞内カルシウム濃度の変化を比較する.
中枢神経細胞のMED64ディッシュでの培養が難しく,細胞体と神経突起の活動電位は計測できるが,成長円錐の活動電位が計測できない.リドカイン,重亜硫酸ナトリウムとも,細胞体および神経突起に対し,濃度依存的に細胞毒性を生じる傾向にある.重亜硫酸ナトリウムによる細胞保護効果を示したデータは収集できなかった.MED64ディッシュの電極の凹凸が神経細胞の定着および成長に障害となっているため、ディッシュコーティングの更なる改良が必要である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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