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哺乳類精子受精能獲得におけるリン酸化・脱リン酸化に関する機能的プロテオーム解析

研究課題

研究課題/領域番号 18791135
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関獨協医科大学

研究代表者

藤ノ木 政勝  獨協医大, 医学部, 助手 (30316583)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード受精能獲得 / 超活性化 / プロゲステロン / エストロゲン / リン酸化 / プロテオーム解析
研究概要

哺乳類精子受精能獲得に伴ったリン酸化タンパク質の網羅的な検出を前回の科学研究費補助金(課題番号15790860)において行なっており、そのプロファイルが完成した。そこで今期からの補助金による助成で、受精能獲得を引き起すことが知られているもしくは可能性のある生体物質を精子に作用させた時の受精能獲得への影響およびリン酸化タンパク質のプロファイルがどの様な変化を示すかを調べている。今年度は女性ホルモンであるプロゲステロンとエストロゲンを作用させ、超活性化を指標に用い上記に記した様な項目を調べてみた。その結果、プロゲステロンは20ng/mlという濃度のみで超活性化を有意に促進させた。ちなみに20ng/mlでは先体反応は起こさない事が知られている。また促進の調節はステロイドホルモンによる一般的な調節システムとは異なる遺伝子発現を介さないnon-genomicなシステムによっていることが分かったが、これまでに知られているPLCを介したnon-genomicなシステムではない可能性が示唆された。そしてこのプロゲステロンによる促進はエストロゲンの投与によって促進分のみ有意に抑えられたが、超活性化自体は抑制されなかった。次にプロゲステロンによる超活性化の促進が起こった時の精子リン酸化タンパク質のプロファイルの変化を調べた。セリンおよびチロシンリン酸化に関しては特に大きな変化は認められなかったが、チロシンリン酸化に関しては見かけ上の分子量が80kDa位のリン酸化タンパク質で促進および増強が認められた。この促進および増強はプロゲステロンレセプターの阻害剤で有意に阻害されたため、プロゲステロンの投与によって引き起されたと考えられた。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Profiling of proteins phosphorylated or dephosphorylated during hyperactivation via activation on hamster spermatozoa.2006

    • 著者名/発表者名
      Fujinoki M, Suzuki T, Takayama T, Shibahara H, Ohtake H
    • 雑誌名

      Reproductive Medicine and Biology 5

      ページ: 123-135

    • NAID

      10018142084

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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