研究課題/領域番号 |
18791151
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
清水 良彦 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (50422887)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 卵巣凍結 / 医療福祉 / 生殖医学 |
研究概要 |
(1)CASを用いて凍結したマウス卵巣の生殖能力の検討。 Green Fluorescent Protein(GFP)を全身に発現するトランスジェニックマウスから卵巣を摘出、凍結する技術を確立した。また、1週間マイナス80度にて保存した後、融解し、野生型レシピエントマウスへ他家移植する技術もほぼ確立した。 (2)CASを用いて凍結したマウス卵子、顆粒膜細胞、莢膜細胞の細胞膜の形態的変化の検討。 CASを用いて凍結・融解した卵巣を透過型電子顕微鏡で観察する方法を検討中である。 (3)CASを用いて凍結・融解したマウス卵子のアクチン細胞骨格と微小管の観察。 CASを用いて凍結・融解した卵巣の切片を4%パラホルムアルデヒドで固定し、ファロイディンでアクチンを染色し、コンフォーカル顕微鏡で観察した。 凍結していないコントロールの卵巣と今のところ細胞骨格に違いを認めず、凍結の細胞骨格への影響は少ないと考えている。 (4)CASで凍結したマウス卵巣から顆粒膜細胞の分離、初代培養。 レシピエントマウスを過排卵処理したのち、屠殺、開腹し、卵管より顆粒膜細胞と卵を回収し、ピペットで顆粒膜細胞と卵を分離した後、遠心分離して顆粒膜細胞のみを回収することに成功した。今後はフローサイトメトリーでGFPが蛍光された顆粒膜細胞のみを回収し、血清を添加した培養液で初代培養する。すなわち、CASで凍結した顆粒膜細胞のみを回収する技術を確立中である。
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