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転写発現機構が難聴に及ぼす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18791201
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関信州大学

研究代表者

橋本 繁成  信州大学, 医学部附属病院, 助教(特定雇用) (90359729)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード老人性難聴 / SNP / 加齢促進マウス / メチル化 / 加齢マウス
研究概要

平成19年度は(1)老人性難聴患者のDNAサンプル収集,聴力検査の集計,(2)老人性難聴関連候補遺伝子の一塩基多型(SNP)解析,(3)加齢促進マウスを用いた機能解析研究を行った。
(1)老人性難聴患者のDNAサンプル収集,聴力検査の集計:
老人性難聴関連遺伝子の同定とその作用機序を検討するべく,長野県松本市を中心に40代から80代のボランティア300余名を対象に聴力検査を行った。その結果,典型的な老人性難聴を呈する一方,或る割合で年齢に比して聴力レベルが維持されているサンプルが存在した。
(2)老人性難聴関連候補遺伝子の一塩基多型(SNP)解析
高齢であっても或る割合で老人性難聴を示さない方が存在することから,環境要因が主因と考えられる老人性難聴においても遣伝的要因があると考えられた。そこで,インフォームドコンセントの上採血し血液DNAのSNP解析を試みた。その結果,あるSNPを持つサンプルは同年代のそれに比して聴力レベルが有意に低いことが認められた。この候補遺伝子は炎症や,眼病に関連することがしられていることから,老人性難聴のみならず,老化現象に広く関わることが示唆さた。本研究結果は論文執筆中である。更にサンプル数を増やし,再現性を確立することを目指す一方,老人性難聴以外の形質(血圧,骨密度など)と該当SNP genotypeとの相関性について検討した。
(3)加齢促進マウスを用いた機能解析研究
加齢マウス(SAM-Pl:senescence accelerate mouse)の聴力レベルを測定したところ,同週齢のコントロールに比べ低いことが認められた。さらに,週齢別に聴力レベルを検討中である。一方,上記実験結果で認められた老人性難聴候補遺伝子の機能を調べるべく,該当遺伝子のメチル化レベルを経時的に検討した。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 老人性難聴における遺伝的因子の関与について-老人性難聴候補遺伝子のSNP遺伝子型と聴力との相関解析-2007

    • 著者名/発表者名
      橋本繁成
    • 学会等名
      第17回日本耳科学会総会・学術講演会
    • 発表場所
      福岡県・博多市
    • 年月日
      2007-10-18
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] SNP Frequency in COCH is Involved in Age-Related Hearing Impairment in Aged Japanese2007

    • 著者名/発表者名
      橋本繁成
    • 学会等名
      Age Related Hearing Impairment Int.Cong
    • 発表場所
      ベルギー・アントワープ
    • 年月日
      2007-05-23
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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