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胎児嗅上皮の発生・成熟過程の形態学的解析 走査電子顕微鏡による検討

研究課題

研究課題/領域番号 18791204
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関島根大学

研究代表者

木村 光宏  島根大学, 医学部, 助教 (30403455)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード嗅上皮 / SEM / 胎児
研究概要

マウス胎児への実験的操作を用いて、神経細胞の発生促進効果が報告され、神経細胞産生のkeymoleculeの一つであると考えられているleukemia inhibitory factor(LIF)による嗅上皮の発生成熟促進を試みた。
方法は、マウス妊娠14日目の羊水腔にLIFを子宮外発生法によりマイクロインジェクションした後、24時間後に母獣にbromodeoxyuridine (BrdU)を腹腔内投与して、2時間後に安楽死させる。なお、LIFの濃度は1×10^6 unit/ml であり、投与量はコントロール群、LIF 1 μl(羊水中の濃度6×10^3unit/ml)、LIF 10 μl∂(羊水中の濃度6×10^4 unit/ml)を設定した(E14における平均羊水量を0.162mlと算出した)。胎児を摘出し、BrdUで標識したDNA合成期(S期)の細胞を抗BrdU抗体を用いた免疫染色により検出する。定量的な解析を行うために、系統的かつ無作為に選出した組織切片上で、鼻中隔側の嗅上皮のBrdU陽性細胞数をカウントした。対照群には同胞の胎児羊水にLIF抜きの溶媒をタイクロインジェクションし、同様にBrdU陽性細胞数をカウントする。結果は、コントロール群のBrdU陽性細胞数(細胞数/mm)は115.6±28.5、LIF 1 μlでは、128.7±30.2、LIF 10 μlでは149.8±26.1であり、コントロール群とLIF 10 μl群との間に有意差(P<0.01 (Dunnett法)による)を認めた。
以上より、LIFは胎生期の嗅上皮発生の成熟促進因子である可能性が示唆された。
今後は嗅上皮分化過程のどのレベルに作用するかどうかなどの詳細を検討する予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Clinical Efficacy of Cetirizine Hydrochrolide Administration in the Treatment of Cedar Pollinosis Patients - Clinical Trial Over Four Seasons -2006

    • 著者名/発表者名
      Hideyuki kawauchi
    • 雑誌名

      耳鼻咽喉科免疫アレルギー 24・2

      ページ: 89-90

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] マウス嗅神経の発生におけるIL-15の役割2007

    • 著者名/発表者名
      梅原 毅
    • 学会等名
      第46回目木鼻科学会総会ならびに学術講演会
    • 発表場所
      宇都宮市
    • 年月日
      2007-09-28
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] マウス嗅神経の発生におけるIL-15の役割2007

    • 著者名/発表者名
      梅原 毅
    • 学会等名
      日本耳鼻咽喉科学会第33回中国四国地方部会連合学会
    • 発表場所
      徳島市
    • 年月日
      2007-06-02
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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