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聴覚神経回路の神経可塑性制御機構における細胞外マトリックスBra12の役割

研究課題

研究課題/領域番号 18791206
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関岡山大学

研究代表者

別宮 洋子  岡山大学, 医学部, 技術職員 (60397875)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード神経細胞周囲網 / リンクプロテイン / プロテオグリカン / 聴覚伝導路
研究概要

1)Bra12/Hapln4改変マウスにおけるプロテオグリカンへの影響
Bra12/Hapln4を欠損することで、会合体を形成すると考えるコンドロイチン硫酸プロテオグリカン(CSPG)であるプレビカンがPNNに存在し得るかどうかを免疫組織繊学的手法によって解析した。その結果、ブレビカンはBra12/Hapln4発現がみられるほぼ全ての神経核でdiffuseになり、PNNパターンが破壊されていることが分かった。また、同時にその他PNNに存在するアグリカンに関して詳細に解析した。その結果、聴覚伝導路に存在する神経核を中心に発現パターンに異常が見られた。また、その異常は、同じ神経核でもある特定の神経細胞にのみみられることがわかった。
2)Bra12/Hapln4改変マウスにおけるCrtl1/Hapln1による補償
Bra12/Hapln4改変マウスおいて、他のLP分子、Crtl1/Hapln1による補償がおこっているかどうかの検討をおこなった。脳におけるCrtl1/Mapln1は、認識可能な抗体がないためか、今まで詳細な局在は明らかになっていなかった。今回、Crtl1/Hapln1を認識するための抗体及び条件を設定し、その局在を詳細に調べた。Bra12/Hapln4改変マウスにおいては、Crtl1/Hapln1による補償はおこっていないことがわかった。
3)Bra1改変マスにおけるECS(細胞外スペース)の測定
聴覚伝導路において、Bra12を含むCSPG複合体は、その陰性荷電した分子の性質から、シナプス伝達のイオン環境を整えることで神経機能に寄与している可能性が考えられる。その指標の一つとしてECSの測定を試みた。まず、分子構成が比較的単純であるランビエ絞輪に存在するBral1欠損マウスを用い、プロテカグリカンの変化によってECSが変化しているかどうかを測定した。微細な変化は認められたが、今後更に詳細な測定が必要である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件) 図書 (2件)

  • [学会発表] Brall, brain-specific link protein, is essential for stabilizing extracellular matrix at the node of Ranvier in the CNS.2007

    • 著者名/発表者名
      Bekku Y, et. al.
    • 学会等名
      Neuro2007第30回日本神経科学学会、第50回日本神経化学会、第17回日本神経回路学会合同大会
    • 発表場所
      横浜
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Nodal extracellular molecule Brall plays a key role in assembling stable extracellular matrices in the CNS.2007

    • 著者名/発表者名
      Bekku Y, et. al.
    • 学会等名
      Neuroscience 2007
    • 発表場所
      San Diego, California, USA
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] Brain Link Proteins:Neurmodulators for scaffolding specialized hyaluronan-binding extracellular milieu in the brain.2007

    • 著者名/発表者名
      Ochashi T and BekkuY
    • 総ページ数
      17
    • 出版者
      Research Sigmpost
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] Brain Link Proteins : Neuromodulators for scaffolding the specialized hyaluronan-binding extracellular milieu in the brain.2007

    • 著者名/発表者名
      Oohashi T, Bekku Y
    • 総ページ数
      17
    • 出版者
      Research Signpost
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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