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ヒト強膜細胞由来細胞株を用いた強膜リモデリングの検討

研究課題

研究課題/領域番号 18791258
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関山形大学

研究代表者

上領 勝  山形大学, 医学部, 助教 (00333972)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード強膜 / 実質細胞 / 細胞株 / 細胞外マトリック / サイトカイン / 細胞外マトリックス / HAS / MMP / TIMP / ステロイド
研究概要

我々の研究室では、.昨年度、悪性メラノーマに罹患し、幹部切除のため摘出された65歳女性め眼球より強膜組織を単離・培養.し、ヒトパピローマウイルス16・E6E7不死化遺伝子をレトロウイルス法によって遺伝子導入した日と強膜由来細胞株を作成した。この細胞株に炎症性サイトカインであるPDGF-BBを投与したところ、ヒアルロナン合成酵素の一つであるHAS2のmRNA発現が上昇した。サイトカインIL-1βにおいては、HAS3のmRNA発現が上昇したる更に、ヒアルロナン合成酵素が合成するヒアルロン酸量をELISA法で検討したところ、PDGF-BB投与によって、ヒアルロン酸が細胞外に蓄積されることが明らかとなったが、IL-1β投与においては、PDGF-BBほどヒアルロン酸が細胞外に蓄積されないことが示唆された。ヒアルロン酸は細胞のMigrationやProliferation、血管新生に関連していることが知られていることから、ヒアルロン酸が強膜リモデリングに関連している可能性が示唆された。
一方で、PDGF-BBによる細胞外マトリックスに関する遺伝子群の綱羅的なmRNAの発現解析を、マイクロアレイ法にて行ったところ、幾つかの遺伝子がPDGF-BBに応答する.ことが明らかとなった。そのなかでも、血管細胞内で凝固抑制作用を誘導するトロンボモジュリンのmRNA発現が上昇した。強膜細胞内でトロンボモジュリンがどのような作用をするかは,まだ知られていない。今後は、強膜におけるトロンボモジュリンと眼疾患の関連性を追及していきたいと考えている。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)

  • [産業財産権] 強膜細胞株2007

    • 発明者名
      山下, 英俊・他2名
    • 権利者名
      千寿製薬(株)・山下, 英俊
    • 出願年月日
      2007-08-23
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 外国

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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