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内直筋と眼瞼内眥部、外直筋と眼瞼外眥部の関係の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18791304
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関愛知医科大学

研究代表者

柿崎 裕彦  愛知医大, 医学部, 助手 (20329783)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード内直筋 / 外直筋 / 内眥部 / 外眥部 / 眼瞼 / capsulopalpebral fascia
研究概要

(1)内直筋と眼瞼内眥部の関係
上下眼瞼を瞼縁に平行に切り、眼瞼と内直筋の関係を調べた。上眼瞼は、瞼縁からそれぞれ1mm、5mm、下眼瞼は、瞼板が上眼瞼に比べて小さいので、瞼縁からそれぞれ1mm、3mmの部位を切った。上下眼瞼の1mmの部位の標本では、眼輪筋涙部が直接、瞼板に侵入していたため、内直筋から連続する線維組織(medial capsulopalpebral fascia : m-CPF)と眼瞼の直接的な交流はなかった。しかし、眼輪筋涙部の後面に密に付着している所見が得られたので、間接的には、影響を及ぼしていると考えられた。上眼瞼の5mmの部位の標本では、m-CPFが直接、瞼板内側へ侵入していた。従って、内直筋と眼瞼の直接的な関係が証明された。下眼瞼の3mmの部位の標本では、上眼瞼の5mmの部位と同様に、m-CPFが直接、瞼板の内側へ侵入していた。従って、下眼瞼でも内直筋と眼瞼の直接的な関係が証明された。
(2)外直筋と眼瞼外眥部の関係
上下眼瞼を瞼縁に平行に切り、眼瞼と外直筋の関係を調べた。上眼瞼は、瞼縁からそれぞれ1mm、5mm、下眼瞼は、瞼縁からそれぞれ1mm、3mmの部位を切った。上眼瞼のすべての1mmの部位での標本と、下眼瞼の1眼瞼を除く1mmの部位での標本では、外直筋から連続した線維組織(lateral capsulopalpebral fascia : l-CPF)は、瞼板外側と眼窩外壁を結ぶ外眥靭帯と合流して瞼板に侵入していた。一部の標本で眼輪筋成分を含んでいた。上眼瞼の5mmの部位の標本でも同様にl-CPFは、外眥靭帯と合流して瞼板に侵入していた。しかし、どの標本も眼輪筋成分は含んでいなかった。下眼瞼の3mmの部位の標本では、上眼瞼の5mmの部位と同様に、l-CPFは、外眥靭帯と合流して瞼板に侵入していた。しかし、一部の標本では、l-CPFは瞼板に達していなかった。
内直筋と眼瞼内眥部、外直筋と眼瞼外眥部はともに直接の連絡線維を持ち相互に関連していた。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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