研究課題/領域番号 |
18791321
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤原 敏宏 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (00423179)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 神経再生 / 顔面神経 / 坐骨神経モデル / 神経端側縫合 / 末梢神経再生 / OMgP / 神経軸索ガイダンス因子 / Slit / 端側縫合 / 神経二重支配 / 坐骨神経 |
研究概要 |
神経の損傷部位より末梢側の側面に他の神経を端側縫合付加することによる機能回復促進効果をラット坐骨神経モデルを用いて検討した。モデルとして、右の坐骨神経を切断し、端端縫合にて修復したI群と右の坐骨神経切断後の神経端端縫合に加え、更に左側の坐骨神経を右の坐骨神経に端側縫合付加したII群を用意し、術後3ヵ月後に機能回復の程度を比較、調査した。結果、端端縫合部より末梢側に他の神経を端側縫合付加することで、その支配筋ならびに知覚の回復が促進された。そして、神経端側縫合付加したII群の方が端側縫合部より末梢側において神経再生が促進されていた。また神経端側縫合付加したII群において目的の筋組織は両側の坐骨神経により二重支配されていた。神経端側縫合付加することで支配組織の機能回復が促進された理由として、支配組織への再生軸索数の増加や支配組織への早期からの神経再支配による筋組織の萎縮の軽減が考えられた。このことから末梢神経損傷後の支配組織の機能回復を促進する方法として別の神経を用いた神経端側縫合付加は有用であると思われた。
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