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BMP誘導性骨芽細胞分化の分子メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18791365
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関大阪大学

研究代表者

松原 琢磨  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 特任研究具 (00423137)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード骨芽細胞 / BMP2 / Osterix
研究概要

本研究では、骨形成因子BMP2による骨形成の分子メカニズム、特に近年、BMP2により発現誘導されるOsterixによる骨形成機構を解明することを目的とした。
前年度において、Osterixの発現はBMP2シグナルの下流において、骨芽細胞分化に必須であるRunx2依存的およびRunx2非依存的な二つの経路によって制御されていることを明らかにした。本年度では、さらに詳細なOsterix発現メカニズムを明らかにした。具体的には、Runx2遺伝子欠損細胞にアデノウイルスによりSmad1/4を過剰発現させるとBMP2により誘導されるOsterixの発現を増強された。さらに、Smad6の過剰発現によりBMP2に誘導されるOsterixの発現が抑制された。また、BMP2/SmadシグナルによりRunx2非依存的に発現誘導されるMsx2の過剰発現はRunx2遺伝子欠損細胞におけるOsterixの発現を誘導し、siRNAによるMsx2のノックダウンにより、BMP2により誘導されるOsterixの発現は抑制された。以上の結果より、BMP2がSmad1/4を介して、Msx2の発現を誘導することによってOsterixがRunx2非依存的に発現誘導されることが明らかになった。
また、前年度にOsterixの機能として、未分化間葉系細胞の骨芽細胞分化を誘導することを明らかにしたが、本年度において、マイクロアレイ解析により、オステオカルシンのようにOsterixとRunx2とがともに発現誘導する分子が存在するが、それ以外に、Osterixでは発現誘導されないが、Runx2により発現誘導される分子、あるいはRunx2では発現誘導されないが、Osterixにより発現誘導される分子が存在することを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 破骨細胞の分化制御と細胞内シグナリング2007

    • 著者名/発表者名
      松原琢磨
    • 雑誌名

      THE BONE 21

      ページ: 731-735

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] Osterix functions as downstream of Runx2 and Msx2 during BMP2-regulated osteoblastogenesis2007

    • 著者名/発表者名
      松原琢磨
    • 学会等名
      The American Society for Bone and Mineral Research
    • 発表場所
      Hawaii
    • 年月日
      2007-09-18
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 骨芽細胞分化における転写因子Osterixの発現制御機構および機能的役割の解明2007

    • 著者名/発表者名
      松原琢磨
    • 学会等名
      日本基礎歯科医学会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2007-08-30
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 骨吸収過程におけるc-Srcと細胞骨格の制御機構2007

    • 著者名/発表者名
      松原琢磨
    • 学会等名
      日本骨代謝学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2007-07-21
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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