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ヨード系造影剤とF-18FDGによる頭頸部腫瘍のセンチネルリンパ節検索法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18791389
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学・歯科放射線学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

川股 亮太  神奈川歯科大学, 歯学部, 助教 (40329199)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードセンチネルリンパ節 / 悪性腫瘍 / エックス線CT / 造影 / VX-2 / 舌悪性腫瘍
研究概要

造影剤をトレーサーとして悪性腫瘍周囲に注射し、CTやMR画像検査によって検索されたセンチネルリンパ節生検を行う方法は、簡便で精度の高い方法として開発が期待されている。本研究課題では白色家兎の舌にVX-2細胞を移植し、所属リンパ節転移モデルを作製した。舌へのヨード系造影剤注射を施した後、6時間後に当該部位を剖出して実験用マイクロCTを用いてリンパ節描出を行い得た。濃度分解能に比較的乏しい実験用マイクロCTでリンパ節を描出し得たことは、濃度分解能の高いCTやMR画像検査による臨床応用の可能性を示唆するものであり意義深い結果であった。
さらに、本研究課題では造影剤とともに放射性同位体を造影剤と同時に悪性腫瘍病巣周囲に注射し、その集積の程度から近年普及のめざましいPET-CTによる「機能・形態」検査の開発を目指しており、予備実験として本施設で実験可能な67-Gaによるリンパ節の描出を試みた。オートラジオグラフィでは、直径3mm程度のリンパ節を描出し得た。描出されたリンパ節には病理組織学的に悪性腫瘍の存在を確認したが、同時に周囲組織にも集積を認める領域を生じSU値のカットオフ点の設定に依存することが示唆された。
センチネルリンパ節生検は、手術侵襲の極小化と生存率を上昇させる手法として広がりを見せているが、蛍光法では検索が難しく、放射線同位体を用いた方法には被曝の問題を内包する。本研究の遂行は所属リンパ節への転移の有無が生存率を大きく左右する頭頸部悪性腫瘍の治療に寄与することが強く示唆される。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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