研究課題/領域番号 |
18791416
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
高橋 敏幸 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (80360923)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 咀嚼 / fMRI / 近赤外分光洗 / 立体認知 / 前頭前野 / 近赤外分光法 |
研究概要 |
立体認知とは、視覚器や聴覚器からの入力情報を用いずに、触圧覚情報と深部感覚情報のみによって対象物の三次元的構造を認知する能力のことである。これまで、立体認知と脳活動に関する研究は数多く報告されているが、口腔立体認知に関するものは少ない。また口腔立体認知能力とは、食片の大きさや性状、位置を認識する能力であり、咀嚼過程においは欠かすことができない。そこで本研究では、自然な環境下で、かつ完全無侵襲的に高次脳機能の動態イメージングが可能な近赤外線光トポグラフィー装置(日立メディコ製)を用いて、口腔立体認知と前頭前野機能の関係について調べた。ここでいう自然な検査環境とは、狭い空間に閉じ込められない、ある程度動くことができる、騒音がない、などの点てある。プローブは左右の前頭前部をカバーするよう固定し、サンプリング間隔は0.1秒とした。立体認知に用いるテストピースはアクリルレジンにて製作し、その大きさは20×20×10mm以内とした。その結果、口腔立体認知時に前頭部の酸化型ヘモグロビン上昇が確認された。次いで、fMRI(functional magnetic resonance imaging)を用いて口腔と手による立体認知時の脳活動を比較検討した。撮像にはGE社Signa-LX 1.5TMRスキャナーを用い、体動の影響を防ぐためスパース撮像法にて行った。解析にはSPMを使用し、時間連続的EPI画像についての解析を行った。解析の結果、一次体性感覚野、頭頂連合野、前運動野、前頭前野背外側部に共通して口腔及び手による立体認知に関わる大脳皮質領域として描出された。以上の結果から、さまざまな食品を咀嚼し口腔内で認知することが、前頭前野を活性化させることに繋がることが示唆された。
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