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症例の条件に応じたコンピュータによる義歯設計とオーダーメイド義歯製作の可能性

研究課題

研究課題/領域番号 18791430
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

権田 友也 (権田 知也)  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (30324792)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード全部床義歯 / オーバーデンチャー / 補強 / CAD / CAM / 有限要素法
研究概要

本年度は,まず昨年度導入した3次元プリンタ(XD700,グラフテック社)を用い,下顎のモデルを製作した.昨年作成したモデルを発展させ,無歯顎模型に適合する有床義歯モデルを作成した.有床義歯モデルは,STLファイルとし,3Dプリンタにより樹脂モデルを製作することができた.昨年の補強構造と合わせて,義歯の構成要素を,コンピュータ上のモデルから製作することが可能となった.
次に,非接触型3次元形状入力機を用いて,上顎無歯顎症例の顎堤形態の3次元計測を行った.得られた表面形状データをパーソナルコンピュータにて点群モデラーおよび汎用3次元CADソフトを用いて,顎堤粘膜などの設定を行いて3次元モデルを作成した.上顎の有床義歯には,補強構造の有無の設定を行い,有限要素解析ソフトを用いて,荷重を加えた場合に,義歯床に生じる応力,変位を解析し,設計による影響を検討した.その結果,補強の影響が認められた.
以上のことから,本実験により,患者の口腔内から製作した模型をもとに,コンピュータ上で義歯を設計し,3次元プリンタにより設計した義歯の形状を作り出すことが可能となった.その過程では.非接触型3次元形状入力機を用いて,口腔内の顎堤粘膜の形態をコンピュータ上に取り込み,モデルを作成し,義歯を設計し,有限要素解析ソフトにより応力解析を行い,患者口腔内の形態に応じた設計を行う可能性が確認された.今後は,さらに,詳細なモデルを作成,検討し,実際に口腔内で使用できる義歯の製作を検討する

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Effect of Reinforcement on Overdenture Strain.2007

    • 著者名/発表者名
      Gonda T, Ikebe K, Dong J, Nokubi T.
    • 雑誌名

      Journal of Dental Research 81

      ページ: 667-671

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Influence of abutment height on strain in a mandibular overdenture.2006

    • 著者名/発表者名
      Dong J, Ikebe K, Gonda T, Nokubi T
    • 雑誌名

      Journal of Oral Rehabilitation 33

      ページ: 594-599

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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