研究課題/領域番号 |
18791434
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
市田 文孝 大阪大学, 歯学部・附属病院, 医員 (50423140)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | Msx2 / 骨形成速度 / 骨造成量 / 骨芽細胞分化 |
研究概要 |
前年度の結果より、ホメオボックス遺伝子Msx2は培養プレート上での未分化間葉系細胞が骨芽細胞へと分化する過程における役割と同じ役割を、チタンプレート上でも担っていることが明らかとなったの。今年度はDDYマウス頭蓋骨あるいは大腿骨にアデノウイルスを用いMsx2遺伝子を導入し骨の造成を評価した.導入方法はMsx2遺伝子をコラーゲンスポンジに含有させ頭蓋骨あるいは大腿骨に骨欠損を形成し、その欠損部に埋入した。骨形成速度についてはカルセイン2重ラベル法を用いた。Msx2遺伝子導入2日後にカルセインを腹腔に注入し、6日後再度注入した。その後3日後にマウスを屠殺し、評価した。その結果、Msx2遺伝子の導入により明らかな骨の形成の促進は認められなかった。また、骨の再生量を評価する目的で、埋入14日後に屠殺し,ホルマリン固定しEDTAにより脱灰させパラフィン包埋後切片を作製した。切片をHE染色し骨の造成量をlmage-Proを用い評価した。その結果Msx2の強制発現により骨の造成傾向は認められたが、優位な差は認められなかった。以上の結果をまとめると、Msx2遺伝子はin vivoにおいて有意な差は認められなかった。 次に、JIS規格第2種純チタン表面にelectrostatic self-assembly(ESA)法を用いMsx2のプラスミドをコーティングした試作インプラントを作製することを試みたが、ESA法を行ってくれる共同研究施設が見つからなかったため、不可能であった。
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