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舌圧測定装置を用いた新しい嚥下機能検査法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18791439
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

林 亮  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (20423361)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード摂食・嚥下障害 / 高齢者 / 嚥下舌圧 / 舌機能 / 舌圧 / 嚥下機能 / 嚥下舌圧波形
研究概要

目的:高齢者のQOLを低下させる嚥下障害は口腔期の問題に起因しているものが多く,口腔期の中心的な役割を担う舌との関係が注目されています.舌機能評価のうち,随意的に発揮できる最大の舌圧(最大舌圧)は近年,舌機能の指標としての有用性が報告されており,簡易型舌圧測定装置による評価法は確立されてきています。
本研究は,ディスポーザブルの口腔内プローブを用いた簡易型舌圧測定装置により嚥下舌圧を測定する方法を確立し,これを用いて嚥下時の舌機能を検討することを目的としました。
方法:対象者は脳血管障害や神経筋疾患等の既往のない者303名(男性143名,女性160名,18-89歳)とした。簡易型舌圧測定装置を用いて嚥下舌圧の測定を行い,嚥下機能を評価するための指標として「嚥下舌圧の最大値」,「舌の予備能力」,「波形のピーク数」,「嚥下舌圧の持続時間」および「嚥下舌圧の積分値」を求めた。これらが年齢,性別および嚥下機能により受ける影響について検討を行った。
結果:今回開発した嚥下舌圧測定法での分析項目のうち、嚥下舌圧の最大値は年齢,性別および嚥下機能のいずれの影響も認められなかった。その他の項目では年齢および嚥下機能による影響が認められた。ロジスティック回帰分析から波形のピーク数,嚥下舌圧の持続時間および嚥下舌圧の積分値が嚥下機能評価と有意に関連のある項目であることが明らかとなった。
結論:嚥下障害に対するスクリーニング法のひとつに本舌圧測定装置を用いた舌機能評価を利用できうる可能性が示された。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 新しい口腔パワーリハビリテーションの開発 要介護高齢者への応用2007

    • 著者名/発表者名
      林 亮
    • 学会等名
      第91回 広島大学歯学会例会
    • 発表場所
      広島市
    • 年月日
      2007-10-21
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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