• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

咬頭嵌合位における咬合接触の位置的・力的・時間的基準の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18791466
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

龍田 光弘  大阪歯科大学, 歯学部, 研究員 (60309185)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード基準範囲 / 咬合接触 / 診断 / 咬頭嵌合位 / 咬合 / 咬合接触時間 / 咬合接触バランス / T-スキャンII / 接触時間
研究概要

本研究では,咬頭嵌合位における咬合検査の位置的,力的,時間的パラメータの基準範囲の設定を行い,その臨床における有用性について検討することを目的とし,20歳代の健常有歯顎者(健常者)と測定顎機能障害患者(以下,患者)のデータと比較した.測定はT-スキャンIIを用いて行い,被検者に随意的にできるだけ速く咬頭嵌合位における最大咬みしめを行わせ,その後1秒間最大咬みしめを維持させた際の時系列の咬合接触の変化を記録・保存し,以下の項目について検討を行った.その結果を以下にまとめた.
(1)咬頭嵌合位における咬合圧重心(COF)の位置.COFは健常者においてCOFターゲット内に位置する場合が多いが,患者ではターゲットから外れる場合がほとんどであった.
(2)咬頭嵌合位におけるおよび咬合接触部位および接触圧力:健常者では両側小,大臼歯部に1歯1点以上の接触点がほとんどのケースでみられたが,患者では接触点数は少なかった.
(3)デルタの表示部位および接触力:健常者ではデルタの接触点は少なく,認められても接触圧は非常に小さかった.
(4)咬頭嵌合位における左右の咬合圧バランス:健常者は患者より左右的バランスが良く,50:50に近いかった.
(5)咬みしめ開始から咬頭嵌合位に至るまでの総荷重曲線の変化:健常者では急速に上昇するのに対し,患者では上昇率は低下する傾向を示した.
(6)咬頭嵌合位における咬みしめ持続時の総荷重曲線の安定性:健常者では患者と比較して最大咬みしめの安定性が高かった.
(7)咬みしめ開始から咬頭嵌合位に至るまでのCOF軌跡の方向および長さ:健常者群では患者群と比較して短く,有意水準0.05で有意差が認められた.
(8)咬合の同時性の指標であるオクルージョンタイムの計測:基準範囲は健常者の平均値+2SD以下の値とし,0.75秒以下に設定した.患者において多くは0.75秒以上の値を示した.

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 「可視化動的咬合検査法」の臨床応用2007

    • 著者名/発表者名
      川添堯彬, 龍田光弘
    • 雑誌名

      東京都歯科医師会雑誌 55

      ページ: 725-732

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi