研究概要 |
ラット咬合面にワイヤーを接着し,過剰咬合モデル動物を製作した.0日,2日,4日,7日目に屠殺し,下顎右側臼歯を顎骨ごと採取した.頬側,分岐部,舌側で組織切片を製作し,TRAP(+)細胞をカウントしたところ,頬側は牽引側,舌側と分岐部は圧迫側になっていることが考えられた.続いて蛍光免疫染色にてI型コラーゲン,XII型コラーゲンの染色像を観察すると,I型コラーゲンの局在に経時的変化はみられなかったが,XII型コラーゲンにおいて,経時的なタンパクの局在変化がみられた.さらに,この変化は,圧迫側よりも牽引側で早期に観察された.
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